2005/03/26

日記「ドレイン修理完全終了」

「本当の姫さま」「MKのゴリラパワー効果」ほか。

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■.05/03/14(月) 14:24:20 □ Pocket PC 紛失?!
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MKがいないので新たなドレイン(排水パイプ修理)作業はできず、とりあえずドライブウェイとフロントヤードを徹底的に掃除した。もう作業が終わりにかかっているのが見て分かるので気持ちがいい。

萌は最近俺には出ない本当のLのサウンドがきれいに出てきており、同時に俺の英語発音を直し始めた。「クール」「お父さん違うよ、COOL だよ」「クー..L」「そう」。これを妻にやられたらうるせい黙っとれと反発すると思うのだが、娘にやられると素直に聞いてしまうのは何故(笑)?

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中華スーパーT&Tで買い物中、フト気がつくと手に持ってグローサリーリストを表示していた Pocket PC がない。あ、野菜を袋に入れた際に棚に置き忘れた........と戻るとない。ゲゲ! 日本に行ったときに新しいのを買えたらいいななどと考えていたので、俺の無意識が働いてなくしてしまったのか?

新しいのはほしいが現機がなくなってもらっては一大事なので、青くなって自分が立ち寄った棚を全部チェックしたが、ない。これはこないだ財布をなくしたBR母さん状態かとびびりまくったのだが、幸い店員が発見してサービスカウンターに届けてくれていたのだった。俺の手を離れてから 2 分は経ってないと思われ、T&T店員の手際のよさに驚いた。商品棚をチェック整理する頻度がカナダの一般スーパーとは違うのだと思われる。実際T&Tは野菜や品物の品質が特によいわけではないが、こういうところや客が望む品数を揃えるマメさは、一般スーパーに見習ってほしいと思う。

サービスカウンターに行くとかわいい香港ガールがイタズラっぽく、「色はなに? 何語のコンピュータ?」と笑いながら取り出してくれた。助かった。

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■.05/03/16(水) 09:24:22 □ 大雨でもドレインは大丈夫
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目を覚ますと大雨になっていた。ドレイン周りをチェックすると、修理済みのフロントドレインは完璧に働いているらしく、接続部には出水がまったくない。泥水が大量にたまっていたらヤバいなあという感じなのだが、見事なほどクリーンであった。よし。

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【ジムナスティックス】先々週は素晴らしかったクラスなのだが、苦情効果はあまり長続きしないのか(先週は休んだので分からん)、今週はチンタラ度がまた高まっている。最初よりはさすがにマシだが、相変わらず手際が悪いぜとジリジリさせられる。順番待ち時間が長すぎて皆が退屈し、萌などはグループから遠く離れて勝手にマットで前転などをやっている。普通なら戻れもどれと叱るところだが、この先生のクラスでは実際空き時間をキッズたちが自分で埋めないと無為な時間が長すぎるので、あまりムゲに叱る気にもなれなかった。先生が時間を上手に使ってくれれば、キッズはもっと集中してやれるのだから。

遅れそうだったので、ここまでハーフウェットの Mary Hill Bypass を飛ばしてきた。新 Kumho タイヤの安定感は非常によくなってアンダーも出ない。積極的に切っていくときゅーっとおいしいコーナリングフォースも出る。新タイヤの最適なエア圧が決まり車と俺の感覚になじんだ感がある。そして高速コーナーでの平穏さに驚いてしまう。堅かった前のタイヤならば手に汗握るGの突き上げや車体の揺れを感じていただろうし、レガシィの車体のバランスのよさも再認識した。文句なし。

そういえば先日 Lougheed で2人乗りの世界最小カー・スマートを目撃した。ち、小さい。何度見ても衝撃的である。あの車に乗りたいねえと萌もいい、Mは来年日本に行かないとしたら、車の買い替え時かもねと言い出した。レガシィは燃費さえよければいい車なんだけどなあ。車体サイズ的に旅行での5人乗車時には文句ないが、普段の3人時にはやはり、前の Civic Shuttle に比べて無駄を感じる。まあ快適性と安全性(と俺のドライビングプレジャー)を考えれば、全部が無駄というわけじゃないけど.....などとMと話した。

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■ 05/03/17(木) 11:02:48 □ 花粉をおそれる
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萌がMと朝からシャワーを浴び湯冷めで冷え切ってしまったので、今日は暖かくして一日一緒遊んでやることにした。この風邪は弱いが長引いてるんだよなあ。

萌の体調が戻り外にちょっと出てみると結構寒いので、ドレイン仕事はやめて散歩した。辻々に花が咲いて美しい季節。萌も、「気持ちいいねえ!」といっている。Mは「これは風邪ではなくアレルギーだ」といっている。たしかにここんところ体調自体は悪くないわけで(今朝は明らかに湯冷めしていたが)、ハナと咳だけの花粉症なのかなあ。花粉の充満する春の日本行きを考えると、それはそれで心配である。花粉予測というものを見ると、

> 花粉予測:東京 8227 甲府 11946 長野 4774 新潟 3016 静岡 14629 浜松 13341

などとあり、北関東から東海がひどいようだ。うーむ。でもまあ俺も咳が出てるので、萌も風邪だと思うのだけれど。俺も知らずに花粉症だったりして(^_^;;)。

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■ 05/03/18(金) 09:52:06 □ メイプルリッジの古着屋
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冬が戻り冷たい雨。裏のドレイン修理に着手できない。掃除だけを黙々とやっていると、Mが今日はオフを取って皆で萌のドレスアップ服を買いに行きたいという。大学の仕事が始まって以来の家族行事で、おおと盛り上がってすぐさま決定。萌はどこの友達の家にもあるひらひらのプリンセスドレスがとにかく着たくって、うるさいのだ。ディズニー謹製のプリンセスドレスなど買ってはやらんが、なにか彼女が満足する手頃できれいなドレスを買ってやろうという次第。

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でメイプルリッジの巨大古着屋へ行ったのだが、萌のひらひらドレスを3着、俺のパンツも3着買ってきた。衣服を買うときは俺ははたして自分に似合うのかどうか考えてえらい悩むのだが、$5のパンツならサイズが合えば十分で、即決で満足した。萌には服を買いに行くとは知らせてなかったのだが、自分でひらひらドレスを選んでいいのだと知ると、飛び上がって喜んで選んでいた。こんなにも喜んでくれるとは、子供に何かを買ってあげることに勝る喜びはなかなかない。たかが古着とはいえ、買ってやれる境遇であることをつくづくありがたくも思う。

んで帰ってきてファミリータイムと称して「The Incredibles」を見始める。面白そうなのだが、やっぱりアメリカ映画は効果音・音楽・口論がとにかくうるさくて耐えられず 30 分でリタイヤした。ストーリーが捉えきれない萌が「なんなの? どうしてケンカしてるの?」と不安になるのも嫌だし。こういうジェットコースターの類の興奮しか作り出せない、アメリカ娯楽映画は本当にダメなり。

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■ 05/03/20(日) 09:56:47 □ 本当の姫さま
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日本でまたもや大地震、今度は福岡佐賀。死者は出ていないようだが、映像を見るとすさまじい。九州は普段地震がないそうで、古い家が山腹に張り付いて建っていたりするようなのだが、そうした家はひとたまりもない状態だったようだ。もう世界中どこにいても、天災からは逃れられないというイメージがある。

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昨夜からの雨は相当なストームとなっており、ドレインを見るとフロントは見事なまでに流れている。これはもう万全といってよく、これまでに入ってしまった泥をクリーンにしてしまえばもう埋めてよいはずだ。

裏は昨日のテストでの限界値から7cm ほど下までしか水は来ておらず、やはりどれだけ降っても浸水レベルにまで達するということは考えられない。新しいパイプに換えれば排水量を改善できるので、頑張ろう。終わりはそこに見えている。

【冬ソナ】もう冬ソナさんは、苦愛一直線という感じで、ふられたサンヒョクが許さないからね! ゾワワワ~とと絶食して入院しそれでよりを戻した。やっぱ切なさとは全然違う文化に属する、♪ああああ津軽半島冬景色な世界だなあと思う。だから演歌の世界に根っこを持つアジア大衆に受けてるのかなと思う。

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こないだ買ったヒラヒラのドレスを毎日着ている萌。萌は姿勢がよく所作が優雅なので、くねくねと馬鹿げた姫ポーズをやらない限り本当に姫さまのようである。小首を傾げて案を練りながら絵を描いている萌を眺めつつ(絵の質は最近集中力がなくてがっくし落ちてるのだが)、「萌はどうしてこんなにエレガントなのだろうね」とMにいうと、「Moay, I think Otosan LOVES you!」と笑う。いや、そういう親バカ心抜きで、この子のすることは美しいよ。ほんとに。

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■ 05/03/23(水) 08:40:23 □ 砕石専門店
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MK不在だがなんとしても砂利入れとパイプ設置だけは終わらせるぞと朝から頑張ると、パイプ周りに詰める砂利が尽きた。ぐあー。萌が退屈しているのでプレイグラウンドに連れて行って遊び、それから砂利を買いに行った。地元になくて隣町ピットメドウズの砕石専門店みたいなところまで行ったのだが、運び切れるだけ 250kg ほど買ってなんと$10。フロントとバックの全量となると2往復じゃ済まなかったと思うが、2往復して足りない分を土から洗い出して入れたほうがよっぽどよかったわけである。はーあ。

ともあれバックはこれで終わった。あとは折りを見てダートを放り込むだけ。裏は根本的に直せたわけではないのだが、これ以上どうしようもない&理論的には浸水は起こらないの2本立てで手を打ったという感じで(※)、達成感や喜びはないがこれ以上本当にどうしようもない。あとは保留にしていたフロントドレインを明日つなげば今回の洪水復旧仕事全終了となる。実に、じつに長い災難であった。

(※)前は北からの排水がなかったので豪雨時に家の土台レベルを超えてしまったのだとしか考えられず、それは直したので土台レベルに達することはない。タールをびっしり塗ってあるので土がグズグズになっても水はしみない。

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フィオレンティーナ・インテルの放送があったので見てるのだが、中田の調子が前回見たときよりもはるかによさそう。チームが噛み合っておらず、ボールが手に入ったら最前線のミッコリへ飛ばして何かが起きるのを期待するというだけのサッカーをやっていて(ミッコリには完璧なマークが付いていて何も起きない)、中田には全然いいところでボールがこないのだが、ヴェロンからバシッとボールを奪うなど切れが戻っている。イラン戦ではやってくれそうだが、このチームにいてもなあ.....と思う。

後半ミッコリが下がってからは、中田に自由度が格段に増してボールに絡み始め、オウンゴールで得点したあたりからはこぼれ球からシュートを打ちまくっていた。ゴールのあとは気持ちが乗って、ドリブルで切り返して相手を交わそうとして足をもつれさせたりといった、中田らしからぬはしゃぎようを見せていた。やっぱりうれしかったのだろう。ミッコリがいるとFKを含め中田のすることがないというのは明らかだが、ミッコリ以外の選手も持ち味を出せるように仕事を整理するのが監督の仕事だろうに、それができてないんだろうな。

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■ 05/03/24(木) 09:12:15 □ ドレイン修理完全終了
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ち、超筋肉痛。当たり前だよなあ、昨日は9時から12時まで砂利の水洗いをやり、萌をプレイグラウンドに連れてってオンブしたままサッカーをして走り回り、砂利をバケツ16杯分車に積み込み、ご飯のあと砂利入れを完了させたのだから。とにもかくにも今日フロントパイプをつなげば終わるのだ。頑張ろう。萌にはあと今日1日の我慢だ。

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MK不在で一人で仕事をしていたのだが、パイプの長さと角度が合わず苦労しているうちにランチタイム。メシ材がないので久々に大きな子供用ジムのあるマクドナルドに来た。天気がいいから空いてるだろうと思ったらとてつもない混みよう。春休みでどこの親も子供の始末に往生してるのであろう。大声が飛び交い泣いてる子もいて心配したのだが、萌は気にせず元気に遊んでいる。体操で身のこなしが向上してるかな。俺はコーヒーを飲みつつ午後の作業に備え筋肉痛を癒す。春の主夫っぽい一日だなあと思う。

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戻って一時間、ついにパイプがつながった。萌とともにテストして完璧にシステム完成。晩飯後MKと土をかぶせ、終了。完璧。バックに比べたら、こっちは排水が完璧なので達成感高し\(^ー^)/。まる2月の苦闘でありました。

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■ 05/03/25(金) 11:11:09 □ MKのゴリラパワー効果
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イラン戦を見たくて7時に起き、残り15分からネットで見始めると、その瞬間イランにゴール。中村が頭を抱え、中田があーというのが見え、これが決勝ゴールだなと分かる。5時半から見ていたPさんに聞くと、けっこういい展開をしていて、いったんは追いついたのだがこれで2-1とのこと。なるほどたしかに、意外に日本もボールを持てている。しかしすでに両チームとも運動量が落ちてゲームが落ち着いてしまっている気配が濃厚で、こりゃ追いつけそうにないなと思う間にゲーム終了。これで日本は3位。まあバーレーンに勝ちイランをホームで叩けばいいわけで特に心配するほどではないが、実際の4バックでのチーム力はどうだったのか論評を早く読みたい。

それを見てからフロントヤードの植木類を元に戻し、すべての作業関連ブツを片付けた。これで全終了。バックは折りを見て土を戻すだけで、特に急ぐこともないから明日以降コツコツやればよし。これまで俺に遊んでもらえなくてもよく我慢した(友達の家に頻繁に預けるのも気が引けるので週1~2度しか行けなかった)萌のために、今日は友達を呼んで一緒に遊んでやるべし。

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そして午後萌の友達4人を呼び遊び始めたのだが、KT・HNは年上のKDが遊びのペースを握ると気圧されるのか静かになってしまう。KDの発案でクイズゲームを始めたのだが、なにをやってもウルトラマンの表情になってしまうKTに皆が爆笑すると、からかわれていると感じた彼がポロポロと涙を流して泣いてしまう。背中に乗せ、「KTの言い方が面白かっただけなんだよ。笑われると嫌だとは知らなかったんだ、ごめん。ハッピーになってくれよ」と元気付ける。

こりゃちょっと全員一緒は難しいなと思い、MKを呼んでガールズを任せ、俺はKT・HNのケアをする。そして徐々に全体の遊びに巻き込んでいくと、後半は二人ともMKに完全になついて超盛り上がってくれていた。KTは「MKさんの絵」なるものを描き、帰りがけにMKに今日はありがとうと言って手渡していた。

子供というのは本当に見ていてその変化が面白い。KDとちゃんと遊んだのはずいぶん久しぶりだったのだが、ほとんど喋れなかった英語が小学校での1年を経て簡単なフレーズながらもペラペラになっているし、MKが言うことはなんでも分かる。Lちゃんともども日本人の親から習った英語ではないので、萌と違って日本アクセントがまったくないのにも驚く。俺がMのことを愛してるかと尋ね、そうだと答えるとウヒヒヒと笑い、「萌ちゃんはKTくんのことが好きなのよね」とまたウヒヒヒと笑い、そういうくだらないところも実に小学生っぽくなってきた(^_^;)。

Lちゃんは、怪力MKが豪快にどっぱーんと皆を頭上高くまで持ち上げるのを、自分は加わらないのだが驚異と憧れのマナザシで見ていた。遊びたいのに躊躇してるのかと心配して俺が声をかけると、「MKさんってやさしいね」と素晴らしい笑顔で俺に答えた。なにごとも見て確認することに熱心な彼女は、ああいうシーンを見ているだけで十分に幸福になれるらしい。今日は最後まで本当にハッピーに遊び帰るのを嫌がっていたくらいで、うちに来てあんな楽しそうな彼女は初めて見たのである。マイクのゴリラパワー効果高し。

萌は当然ながら興奮しすぎていたが、そんなこんなでスーパー盛り上がった午後であった。皆が帰ったあと萌は、「今日はパーティだったね」なんていっていた。子供はこうして楽しければ、特別なスナックやプレゼントなんかなくてもパーティなのである。よかったよかった。

2005/03/13

日記「キッズからかいへの対処法」

「フロントドレインついに完成」「日本の寡黙な男のシブイ旅路」ほか。

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■ 05/03/03(木) 10:52:06 □ ひな祭り
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BR母さんの用事で3人で IKEA へ。キッズエリアが不運にも閉まっており、萌を置いて俺はお茶を飲もうと思っていたのにボツ。まあここにいるだけで萌はハッピーだからいいか。キッズ家具エリアその他でたっぷりと遊び、ランチを食べ、BRの家具の配送を手配して帰る。萌はすこぶるハッピーであった。帰るとあまりに天気がいいので、外のドレインを直したくなり取り掛かる。萌も仕事を手伝ったり泥で遊んだり、春の日を楽しんでいた。

Hina doll party.
晩飯後、おひな祭り。出かけているMの帰りを待ちながらボンボリに灯りを入れ、部屋をばーっと片付け、ドーナツ用のお皿をリビングのテーブルに並べていると、萌はもううれしくて飛び跳ねていた。今日は盛りだくさんであった。

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今週も「元カノ(あまりのひどいタイトルに書くのが恥ずかしい)」が良い。やはり広末さんの表情にはえも言われぬものがあり、そして今週は古典的すれ違い(あと一日早く心を決めておれば、というやつ)もあった。先週すでに泥沼にはまりミソをつけてしまった「冬ソナ」には、現時点で勝ってるなと思う。しかしこの「元~」を見ていると、「あーどうなっちゃうのかしら!」と目をキラキラさせてこの手のドラマを見ていたフレンドを思い出して仕方がない(笑)。

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■ 05/03/06(日) 10:44:22 □ キッズからかいへの対処法
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今日は昼前から5時までビッシリと働き、フロントのドレインパイプが南から排水口まで全部つながった。あとは慎重に埋めるだけでフロントは終わる。

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今日もSMが来て萌と遊んでいたのだが、何度もツカツカツカと萌から離れていき、萌が「SM! どこ行くの!」と不安な顔で呼びかけると 50m ほど離れてからクルリと反転し、戻ってまた遊び始めるという不可解な動作を繰り返していた。こりゃSMが萌をからかってるなと気づき、バックヤードの方の仕事に切り替えつつ様子を観察してみると、どうも萌がSMの命令に従わないたびにカンに触った様子を見せて歩き去るらしい。それで萌が心配顔をすると満足してまた戻るのである。なるほど。

5度目くらいになったときに割って入り、どうもSMは萌と遊びたくないらしいよ、お父さんとMKと一緒に仕事をしようと穴掘りを手伝わせ、SMが「萌! カモン!」と呼ぶ声には、「萌は俺たちの仕事をヘルプしてるんだ、今日はもう遊べないからスマン!」と俺が答えて帰らせた。

彼女はかれこれもう2年もこうなわけで、そろそろ萌にも意味が分かるだろうと、後から何が起きていたのかを萌に説明してやる。

―――「あれはさ、SMが萌を teasing(からかう)してたわけよ。teasing というのは、つまりああして帰るフリをすると萌が心配で悲しい顔をするでしょ? それをSMはファニーだと思うわけ。それを teasing、日本語でいうと『からかう』っていうんだよ」
「ファニーじゃないよね」
「うん、ぜんぜん面白くない。あんまりナイスじゃない。だけどSMはそれが好きなわけ、なんでだか知らないけど。昔からそうじゃん」
「うん.....」。

問題は一緒に見ていたMKも言っていたが、SMが自分をからかってるのか、それとも自分が何か悪いことをしてSMを怒らせたのか、萌にはその判断に自信が持てないということなんだよな。そこでこう言い聞かせた。

「萌はSMと遊ぶとき、悪いことなんかしてないんだよ普通は。だいたいSMがボッシーになってて、萌がどうしていいのか分からないだけ。だからさ、SMが怒っても心配しないで、『怒んないでよ』って自分で言いな。それができなかったらお父さんのところに戻ってくればいいから。分かる?」
「うん.....」

とにかく心配するな、大丈夫だと元気付けることしかできない。これで分かってくれるといいが、難しいよなあ。

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■ 05/03/09(水) 16:41:59 □ 苦行の砂利入れ
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フロントドレインパイプでギリギリ水は流れることを確認し、砂利を入れ始めた。これが、土をネットで漉して砂利を取り出し水で洗って入れるという、まるでなにかの修行のごとき難行で、しかもMKは所用で一人でやらざるを得ずくたびれ果てた。だがまあ3時間でほぼ埋まり、後は明日カバーをかぶせて土を戻すだけという状態まで持ってきた。諸々の事情でここまで2月近くかかっているので、近所の人々も俺たちの作業姿と荒廃したフロントヤードに飽き飽きしてると思われるが(笑)、これで明日フロントは全部カタがつく。ふー、よく働いた。

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■ 05/03/10(木) 10:38:27 □ フロントドレインついに完成
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き、強烈な筋肉痛、さすがに一人で砂利を入れたのは効いた。天気がよすぎて萌をどこかに連れてってやらないとかわいそうだなと、午前は仕事をせずランチを作って巨大滑り台がある Oxford パークへやってきた。5分でこんなところに来れるのだから、カナダの田舎暮らしには感謝しなければならない。萌が満足するまで遊ばせてやり、仕事は午後頑張ろう。

16:00 フロントドレイン終了~。ちゃんとパイプをつなぎ砂利を入れた甲斐あって、水はけ具合は予想よりもよい。ガンガン流すと音を立ててシティ排水口に流れ込んでいく。これほど見事に流れるとは望外。ともかくよくやった。お祝いに寿司。

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「元カノ」はなんと最終回であった。短い話だったのね。まあこれ以上はストーリーが続かないか。最後のシーンにつながる流れや音楽の使い方などはかなりガックシと陳腐であったが、とにもかくにも最後まで切なさを徹底して引っ張ってくれ、広末さんじゃないもう片方の女優さんも説得力ある笑顔を見せてくれたので、めでたし。面白かった。

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■ 05/03/12(土) 10:21:31 □ 日本の寡黙な男のシブイ旅路
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外仕事の間、弟夫妻第二子出産の経過が携帯メールから刻々と届けられていたのだが、夕方家に入ると、誕生の知らせが届いていた。ふーよかったよかった。自分が(というかMが)出産を経験してからというもの、人の出産でも緊張してしまう。

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「冬ソナ」さんは、中盤にしてもーついてけない感が最強に強まっている。なにかをしながら横目で見てる状態だが、ドロドロの三角関係に親までがからみ、うわーといたたまれない気持ちになるだけ。三者のどの人にも(オリジナル・チュンさんにも)魅力を感じないしなあ。くどいようだが、ストーリー上の阿呆らしさや完全ダサダサなセリフはどれほどあっても、切なさだけで十分な味わいを備えていた「元~」はよかった。

今日用事でパブに行っていたMが、「地位も家庭もある40男たちが、酒場では喧嘩は避けられないし、売られた喧嘩は買わねばならぬなんて真顔で話してるのよ。ティーンエイジャーじゃあるまいし、なんなのこの北米のオトコたちって!」と憤りつつ帰ってきた。実際にそのオトコたちはよく酒場で赤の他人と喧嘩をするのだとのこと。俺はそういうオトコたちと接点がないから信じがたいが、バンクーバーのダウンタウンならともかく、こんな田舎の酒場でそんな修羅場が繰り広げられているのだろうか。「まったく、あたしは日本のオトコと結婚してよかったわよ」とMは言う(笑)。

―――まあよく知らんけど、最近 TV Japan を見てて思うのは、日本のTVでは怒鳴ってる人がいないね。お前さんが見てる北米ドラマには、いっつもインテンス(激烈)な怒号が満ちていて俺には耐えられんのだが、日本のドラマはその点実に静かだと思う。そういう文化的な違いが、オトコの生き様にも現れており.....などと話しつつ、俺の脳裏にはこないだ見た古いドラマの鶴田浩二がよみがえり、そうなのだ俺たち日本の寡黙な男のシブイ旅路なのだうんうんと一人合点してうっとりしてしまった。

2005/03/04

日記「ナマケモノ体操先生豹変」

「ついにフロア完成」「大泣き萌サカタ」ほか。

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■.05/02/24(木) 15:08:10 □ IKEA
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全張り替えか部分取り替えかでもめていた浸水フロアは、とにかくある程度板を組んで様子を見ようというところで合意し、部屋の半分まで組んでみた。何枚かの板は明らかに痛みすぎているが、それ以外は隙間もさほど出ずに組める。この時点でBRに見せOKを取り、痛んだ部分を新品に交換するという方向で進むことにした。

さっそく萌を連れて IKEA へ。俺たちの仕事を手伝っていた萌をご褒美にプレイエリアで遊ばせてやりつつ、もう2箱の板を購入。これで明日には確実に終わる。

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■.05/02/26(土) 23:27:02 □ ついにフロア完成
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今日は晩飯後も頑張ってついにフロアを完成させたのだが、なんとベースボード(床と壁の隙間にかぶせる板)を付けないと家具は入れられず、つまり担当のSH姉が来るまではこのまま進まないのだと判明。だったら早くそう教えてくれよMK、なんのためにすべての家事を後回しにしてこんなに頑張ったのかねとがっくしときた。カナダはなんでもDIYで安上がりでいいが、気が長くないとやってけません。

しかし詰まっていた最後のドレインパイプも水が流れ始めたし、苦節一月余、ついにこの無限穴掘り地獄の出口が見えた。あとはやれば終わる仕事だけなり。PR カードもじきに発行されると判明して日本行きが可能になったし、やっと俺にも春が来たとうれし泣き。

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夕方脚がつった。働きすぎ(^_^;;)。「冬ソナ」は、あと3~4週間は最低でも、惹かれ合いつつそれを表せないという切ない展開で存分に引っ張ってくれるだろうと思ったら、もう告白してしまった。あーあ、品下がるなあという感じ。このあとはしんどい苦愛が延々と続くのだろうか。こうなるとユージンの苦悩フェイスよりも、広末さんの表情の端にふっと現れる寂しさのほうが良いのである。

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■.05/02/27(日) 09:59:32 □ EL家
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今日は午後からEL家。萌を置いて戻り修理仕事をしようと思ったのだが、萌がハナミズも出てるのにドレスを着てパンツやソックスを脱ぎたがり、なにかYKさんを煩わせそうな気配があるので仕事をあきらめて、一緒にとどまり久々にBRさんと話をした。BRさんはすごく話しやすいのだが、それは彼に人や外国人に対する自然な興味があるからだろうな。カナダは日本と異なり、外国人に対する興味がほとんど感じられない人の方が多いのである。

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■.05/02/28(月) 08:44:05 □ 「I want to gooooooooo!」
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久々に雲がかぶりド寒くなった。まだ雨は降ってないので、萌を送ったら雨樋を仮接続しなければ。

萌は毎朝着るものでもめてひと泣きするのだが、今日はプリスクールからの帰りに友達のところに行きたいといって、どうするかと相談する間もなく「I want to gooooooooo!」と大泣きになってしまった。どう考えてもこれは、思い通りにいかないと泣くというオートマチック回路が発動してしまっているので、一種の反抗期といえる。ふー。この泣き癖はどうしたものか。

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幼稚園では萌の調子に乗りっぷりが甚だしく、後半だけ参観したのだが、脇から声をかける必要があった。楽しんでいるのはいいのだが、調子にのるのはなあ。やれやれ。

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■.05/03/01(火) 09:28:21 □ 大泣き萌サカタ
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今日も朝イチで、ピンクの薄い夏タイツをはきたいと萌が泣く。1分で泣き止んだが、とほほである。

久々に二人で家で過ごす。遊んでよ遊んでよと萌がまとわりついてくるので、昨日今日と萌が希望を通そうと泣きまくるので俺がアンハッピーなこと、泣いたら話し合いができずしたがって絶対に望みどおりにはならないことをこんこんと言い聞かせ、「分かった? もう泣かないって約束するならお父さんもハッピーになって遊ぶよ」とニッコリ笑う。すると「お父さん、その嘘のスマイルやめてよ、本当に笑ってよ」と胸のうちを見透かされてしまい(笑)、今度は本当に笑って遊び始めたのであった。

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午後KT・HNを呼んで遊ぶ。1歳小さいHNはみそっかすになってるのだと改めて分かった。HNも加えて遊びなと奨励するが、これはHNが幼くてついていけないという状態で、二人に悪気はないので仕方がない。HNがつまらなそうにしてることが多いので、俺が彼女と一緒に遊ぶことにする。

ところが萌がドレスアップクローズを出してきたのはいいのだが、いっぺんHNに着せたドレスを「やっぱりそれが着たくなっちゃった」などと言い出し、「そんな気を変えちゃいかんよ」と注意するとあっという間に号泣絶叫モードに入ってしまった。びっくりしているKT・HNに大丈夫心配ないよと声をかけつつ、ベッドルームに萌とこもり説教するが、「順番を待っていればいいだけのことなんだから泣くな」といい聞かせるまで大変だった。まったくもって過剰反応過ぎます。過剰反応が始まると俺がすかさず泣くなと言うから、余計に涙がこみ上げて「あああ」となってしまって止められないのかなあ。悩む。

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■.05/03/02(水) 09:47:34 □ ナマケモノ体操先生豹変
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今日は萌が泣かずにプリスクールへ。が帰りには予想通り友達の家へ行きたいと泣いた。NRさんがうちなら来てもいいわよと助け舟を出してきてくれるが、萌はいまゼロ我慢パワーなんです、これはトレーニングなのでと助けを断る。抱えあげて泣くな泣くなといっていると、俺の口を両手で押さえ、さらに血が出たかと思うほど顔をかきむしってくれた(涙)。ともかくほれほれと萌が一番落ち着くオンブの体勢に入り、10分ほど外をゆっくり歩き泣きやます。

家に戻り、かきむしられた顔が痛いので俺は絆創膏を貼る。萌はごめんね、怒んないでと謝る。無論平常に戻れば言うことはよく分かるのだが―――そこが終止不機嫌だったこないだの病中反抗期と違う―――、刹那的な激情を抑える意思の力はどうやったら養えるのだろう。他の家の子は友達と遊べないなんてことで泣いてるとは思えないのだが、萌がその面でこうも抑えが効かないのは、やはり一人っ子だからなのかなあ。悩む。

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ジムナスティックス:あのナマケモノ先生がクラス開始前からマットを配置するなど体を動かしていたので、おっ、今日はやる気があるのかなと期待すると、驚いたことに別人かと思うような熱心さで指導を開始した。大きな声と身振りで手本を見せ、キッズに寄り添いきちんとアシストしているではないか。こりゃたまげた。

一緒に見ていたお父さんに、「あの先生がキッズをちゃんとサポートしてくれていないって、先週マネージメントに意見を述べたんですよ。今週は明らかにいいですよね」と話し掛けると、このお父さんも先々週代理ティーチャーが教えたときの方がずっとよかったと思っていたのだそうだ。おそらく俺たちの苦情でマネージャーがきちんと視察し、かなりこの先生は絞られたのだろう、まったく今週は現金なほどによくなっている。1人1人の時間を取りすぎて待ち時間が長くキッズが退屈しているという欠点はまだあるが、それはティーチャーとしての力量の不足で、現状では致し方ない。明らかにサボっていた先週までに比べたら、雲泥の差である。言ってみるものだ。

今日はとび箱、鉄棒の足抜きとメニューも新鮮で非常によろしい。アクティビティ間の移動も前ほどチンタラしてないし。萌も明らかに満足して戻ってきたのであった。