2005/07/20

日記「夏休みの日々」

「真の禁煙」「うーたんの絵描きうた」ほか。
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■ 05/06/26(日) 10:46:33 □ レガシィ史上最良の Tsawwassen 往復
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 SFに会いに TsawwassenSH家へ。最近レガシィの調子が悪いので、フル乗車で New Westminster の急坂上り下りはしんどいなあと思う。ハンドリングと燃費がよいらしく、かつ中古がえらい安いフォード・フォーカスワゴンにしたくなる。

 ところが出かけてみると New Westminster 急坂もその後のハイウェイも快適で、全てが良好であった。考えてみれば Kumho タイヤ交換後の Tsawwassen行きは初めてだったのだが、デコボコ道のショック吸収性に感心する。このタイヤのおかげでハイウェイでもフラットさと直進性は相当によい。最近気にしている右へのそれはまだあるが、走っていてあまり意識することはない。RiverRoad での切れは前の Toyo タイヤより落ちているものの、その分Gのきつい立ち上がりの心配がなく、必要なだけ大きくステアを切れるので気持ちがいい。ファミリーカーにとって家族が安楽なフラットライドは、コーナーでの切れと同等に重要だとつくづく思う。

 そんなわけで車の調子自体は悪いにも関わらず、コンフォートタイヤのおかげで今までの Tsawwassen 行きでべストと思える快適ドライブであった。取りあえず買い替えなど考えず、ケアして行こう。やっぱりこいつはいい車なのである。こないだ空港から乗せてもらったSHのメルセデス(90 年代のEクラスワゴン)は、車の前後が同時にぐわっと向きを変える剛性感がすごかったが、あれには及ばずともフラットな乗り味の良さは負けていない。

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 ブランチ後萌はSFたちとプールへ。プールを眺めながらMに聞くと、SFは母親の精神状態に問題があってやはり大変な家庭境遇にあったのだそうで、だがとてもそんな風には思えないほど明るい。すでにADに父の日のプレゼントを作ったり、Mに「SHは本当にナイスだ」なんて言ったりして、SHとADが新しい家族になったことをすごくうれしく思っているらしい。萌にも、「もうじき毎週会えるようになるわよ」と言ったのだそうで、萌が後から喜んで報告していた。あまり波風のない家庭に育った俺にはちょっと想像することが難しいような、彼女のそのポジティブなえらさなのである。ロックであるといえる。

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 MKが帰り道に世界最小 VAIO でワイヤレス LAN の電波拾い遊びをやってたのだが、PoCo の町に入ったらピコンピコンといくらでも電波が拾えて驚いた。うーむ街はこんなに使える LAN 電波に満ちているのか。俺の Pocket PC にもほしいぞ LAN カード。まあ独身時と違い、『一人で外出してコーヒーを飲みながら Pocket PC で新聞を読む』なんてシーンはほとんど現実的にあり得ないのだが。

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■ 05/06/29(水) 10:46:33 □ Tomb Raider の危険な森
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 コンフェデ杯ブラジル・アルゼンチンは、始まってすぐにアドリアーノの怪物ズドンシュートが決まり、思いもよらぬー方的なスコアとなった。とんでもないよなーアドリアーノは。

 午後から暖かくなったので萌と散歩に出た。公園の森にさしかかると、茂みの中に小道ができている。するとたちまち打ち合わせもなく、俺たちは Tomb Raiders となって暗くキケンな森へと突入したのであった。倒木を超え水たまりにかけられた橋を渡り、宝の小枝を拾い hidden route を探索して、超盛りあがった。

 危険な冒険を終え公園に出ると、アルゼンチン代表のシャツを着た一家とバッタリ出くわす。勢い込んで「今日の試合見た?」と訊ねると、小学生くらいの女の子はうつむき、一緒にいた兄が「見たよ」とうつろな表情で答える。......聞くべきではなかった ^_^;.....、と気づくがもう遅い。仕方がないので、「まあとにかくエキサイティングなゲームだったねそれじゃ」とその場をすばやく立ち去った。冒険は予期せぬ出来事に満ちている。

 しかしやっぱり日本は敗退したとはいえ最後が格上を脅かしてのドローだから後味はいいが、決勝で地上最大のライバルにボロ負けでは、(お母さんは英語を分からぬようだったので生粋のアルジェンティーナと思われる)あの一家はさぞかし落胆してるのだろう。カナダのサッカー代表は弱いが、何のトーナメントのときでもこうしたサポーターに町で会えるのが楽しい。

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■ 05/07/01(金) 09:52:50 □ White Rock ラン
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 朝の1本でタバコが尽きた。大缶1缶で3ヶ月持ったわけで、これくらいのタバコで健康に害があるとは思えないのだが、生命保険に入るためにはやめざるをえない。とほほ。これから昼間はニコチンガムでしのぐとして、もう1缶買うべきか否か、迷う。

 日本の生命保険は、万が一の場合の不幸の代償に宝くじみたいな金銭が転がり込むもの、みたいな感覚があるのだが、カナダでは掛け金は高いのに入る金額は小さく、リスクが「万が一」ではなく「千人中何人」というところまで計算しつくされているのだと思われる。そしてそのリスクは町でごろごろ見かける小錦タイプの皆さんも大量に含んで計算されてるのではないかと疑う。でなけりゃこんな料金体系にはならんだろう。―――と、タバコが吸えないせいで、こんな八つ当たりフィーリングが胸にトグロを巻いている

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 ノバスコシアから出てきたTHを訪ね、ホワイトロックで散歩。ここはシーリゾートだったのね。ビーチといってもギブソンズ同様、俺の目には単に海と陸の境目であって、泳げないんだしどうということもないが、カナダ人は本当に海が好きで、海岸はたいていこうしたリゾートになっている。7月というのに今年は寒く、ハナをすすりつつ浜辺の土手を歩く。今日はカナダデーなので催し物をやっており、ビーチには巨大なメイプルリーフの砂の彫刻が刻まれていた。

 ランチ後桟橋を歩き、カナダデーの催しでタイコンドーのデモを見てからTHの友人宅へ。総計6人乗ってとんでもない急坂を、1速ホールドでふんぬーと登ってきた。助手席のTHのひざの上にMが乗って進んでいったのである。普段は交通安全の鬼でこんなことは絶対に許さないMなのだが、大学時代の友人THと過ごすひと時だったので、なんかそういうハリファックスでの大学時代みたいなワルノリが突如降って沸き戻った模様でおかしかった。

 帰りにBV家に寄るとボーイズはBTしかいなかったのたが、萌がBTとペラペラ話してるのが微笑ましい。萌はもうMK以外のイトコともなんでも話せるのだと改めて感心する。イトコがいるというのはありがたい。帰ってきたキッズたちの前で「Jumpin Jack Flash」をガッガッガっと弾いてみせて尊敬を受けてから帰宅。「Jumpin Jack」は15年ぶりくらいに弾いた。ギターの腕はいつまで経っても落ちないなあと我ながら不思議だ。バイクの腕前なんかはガタガタに落ちたのだが。

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 帰って最後の1本のタバコを吸う。俺のロードマップではまだ完全なる禁煙には至っていないのだが(1日2本まできている)、ここで追加の1缶を買うと絶対にやめられないので、明日からはニコチンガムでしのぐ予定。人生最後の1本はホワイトロック帰りの1本か。うまかった(泣)。

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■ 05/07/02(土) 09:47:47 □ 真の禁煙
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 禁煙初日。苦しいがまだガムも噛んでない。やっぱ家にタバコがあれば絶対に吸ってしまうので、買わずに突き進むしかない。タバコのことをなるべく考えないようにすればニコチンガム2個で行けるかなといった手ごたえ。

 ◆19:24 ガム2個目。体にはニコチン禁断症状を感じないのだが、MやMKのつまらぬ一言にカチンときやすくなっている。まあ禁煙といっても1日だけのやつは前にも2度ほど体験としてやってみているので、とにもかくにも1週間くらいは続けてみないとどうなるのか分からない。

 「トゥームレイダーズ1」終了、最後は本当にストレスがたまる難所続き&セーブポイントの少なさであった。最終的にはネットでガイドを読めば誰でもできるのだが、それでも2~3度はトライしてガイドの意味を見極めなければ絶対に罠をかいくぐれず、そして2~3度トライするためにはどえらい前から頭痛がする難度のトラップを抜けていく必要があり、結局3×3回くらいのトライでやっとこさ通れるといった次第の繰り返しであった。ともかく終わってほっとした、もうやらなくていいのだと思うと本当にスッキリする。中盤までは実に面白かったが、もう当分遺跡と溶岩は見たくない(笑)。

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■ 05/07/04(月) 10:16:47 □ 夏休みの長い一日
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 Mの仕事で今日は早起き。より一層タバコが吸いたくなる。買い足ししておかなくてさいわいだった。家にあったら間違いなく吸っている。ニコチンガムでしのぐのみ。

 プリスクールがなく車もなく萌の友達も不在で、今日は夏休みの長い一日だ。これがずっと続いてはやはり持たんなー。なんかもっとアクティビティを入れないと。

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 ジムナスティックス:あー、このセッションは別の先生をと頼んだのだが、結局ナマケモノ先生のクラスに入れられた。がっくー。生徒の人数がたりないのか?

 苦情を言いに行くとさいわいもう一つクラスはあって、来週から火曜となった。あらかじめナマケモノ先生―――という名は頑張ってる最近はもうふさわしくないのだが(笑)―――は避けてくれと頼んで了承されてるのに、始まってみるとそうなってないところがカナダの仕事。忘れているのか無視してるのか、毎度理解に苦しむわ。しかし萌は今日は唯一の経験者扱いなのか、他の子ができないときにお手本にされている。これは萌も少々誇らしげ。今日はいつにも増して楽しそうだ。

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■ 05/07/07(木) 11:56:09 □ 無線 LAN カード
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 誕生日。朝イチでプレゼントに無線 LAN カードをもらったのだが、予想よりもかなりでかくて常時 Pocket PC に挿して持ち歩くことはできず、しかもドライバにバグがあり認識されない。2時間かけてあれこれ試しやっとつながったが、異常に遅い。これではとても LAN とはいえない。うーむ。まあ現時点で庭で萌と遊びつつなぜ遅いのかを Google してるのでそこそこ役には立つのだが。

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 この無線 LAN 騒動に加えて、プリスクール終了後の萌の始末に負えなさ(退屈して片時も俺を放っておいてくれない)が今日も炸裂し、イライラが爆発しないよう必死で抑えるだけの実りのない誕生日であった。

 ニコチン禁断症状に加えてこれなので、ストレスがたまるわ実際.....と気がつけば、朝も昼飯後も晩飯後も、LAN 問題に没頭してタバコのことは忘れていた。俺の生活からタバコがこうして消えていくのね。俺は禁煙したよ実はとMにも報告した。全然気づかなかったと驚くM。

 しかしなんだね、なんかニコチンの不足で俺は体調が悪いよ。しっしん(じんましん)が出てるし。食べ物がうまくなるなんていうけどそんなことも別に感じないしとぼやくと、そんな1週間やそこらじゃ毒は抜けないのよ、今に分かるわよ頑張りなさいとのことであった。Mは昔は俺以上のヘビースモーカーだったのに、ニコチンパッチを処方してもらったとはいえよくやめたものである。

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■ 05/07/08(金) 10:17:53 □「うーたんの絵描きうた」
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 久々に家族そろって IKEA へお出かけ。学校がオフで雨なので、どこの家も事情は一緒で無茶苦茶混んでいる。萌は見るもの全てによじ登っています。Tomb Raider に最適な世界である。キッズがデザインした夢の部屋展示なんてものもあって非常に楽しい。IKEA は夢が広がるよな。「自分の生活をこんな風によくできる、あんな風に向上させられる(ただしあと少しのお金があれば)」と前向きに思わせてくれるのだよねとMと話す。たいしたものを買わなくても、なにか皆の機嫌がよくなるありがたいショップ。

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 萌が「いないいなばあ」の絵描き歌をやっていた。絶品すぎるそのイノセントな歌声と絵を、Pocket PC でそっと記録する。
うーたん絵描き歌.mp3
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■ 05/07/10(日) 09:52:01 □ この夏初の野外プール
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 今日は久しぶりに朝からいい天気。午後からプールと決めて、掃除を済ませ、萌とキーボード・ギター・トーイバイオリンで遊ぶ。萌は歌は当然大好きなのだが、楽器にも興味を示してくれるといいな。ギターは子供が楽しく弾くのは筋力的に無理かと思うが、ピアノ(は買えないのでキーボード)でもいい。

 午後はKT・HNとこの夏初の Sunvalley Park 野外プールへ。風が吹くとかなり寒いのだが、一年ぶりに盛り上がった。プリスクール末期に、自分が英語を話せるのだと唐突に気づいて盛り上がっていたKTが、プールのお姉さんなどに話しかけまくっていた。

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 大学の夏期講習が始まってから夜Mの弁当を作ってるのだが、重箱におにぎりや野菜やお肉をチマチマと詰めていると、

「うふ。あの人、あした職場でこれを開いてどんな顔して喜ぶかしら★」

とゆーかいがいしいフィーリングが湧いてくるのを禁じえない (^o^;。この弁当箱に少量ずつおいしいものを入れるというところが何かまめまめしい心持ちを呼ぶものと思われる。Pさんにそういうと、今度はそぼろまたはピンクの「でんぶ」でハートを描けとのサジェスチョンあり。うーむ。

2005/07/02

日記「アジア予選でバカにしてすいませんでした」

「近来マレに見る情けなき日本代表戦」「萌の卒業式」ほか。
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■ 05/06/16(木) 09:10:53 □ 近来マレに見る情けなき日本代表戦
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 さあ日本:メキシコ戦。日本代表のゲームをライブで見れるのは 2002 年以来だ。うーうれしすぎる....と思っていると 1st プレイでいきなりドリブル突破で点を取られそうになった。芝がすべるのか日本のDFが2人も転んだ。返す刀で中村からいいクロス。

 メキシコは短いパスがスパスパときれいにつながる組織のいいチームで、序盤は6割くらいボールをもっている。日本は中田を軸に中村とオガサが上下して伸縮性のある中盤からゲームを作ろうとしている。中盤のアタックでボールは奪えるが、前に持っていく段階で失ってしまいまだ効果的な攻めはできていない。こうして相手が強いとアレックスが軽率にボールを失うのが実に痛い。

 よし、オガサ→カジ→ヤナギできれいに先制点。よし。やっぱ攻撃MF3人体制は、中田中村オガサのうち1人は常にフリーでボールを持てるので効く。ヤナギもちゃんとボールをやれば点を取る感が出てきた。メキシコにボールは持たせてはいるが、いいところでボールを奪いカウンターを出せる体勢を保持している日本。日本がボールをキープできるのはかなり後方でDF前なのだが、メキシコが意外にそこへプレスをかけてこないので楽だ。メキシコが強かったとき(WC98でコリアを粉砕した頃)はプレスがすごかったのだが、今日のメヒコはそこまではしてこない。

 その後ゲームは膠着、だんだんと中盤でボールを奪えても何も起こせなくなってきた。FWが1枚だと前にはたいて上がりたいところでボールの預けどころが足りず、必然的に後ろで守って隙を待つチームになるしかないなあと思う。アタッキングゾーンに入っていける時間が非常に少ない。このメキシコ程度でもこれしか攻撃時間が取れないとなると、欧州南米の強豪相手ではえらいことになるだろう。12人いればこの中盤の質を保ったまま攻撃もできるんだけどなあと感じるチームである。

 というところでジリ貧気味に攻められミドルを決められた。外に逃げる見事なシュートで難しかったが川口は触ってほしかった。後半はFW2枚で行くしかないだろうと思う。それで中盤が苦しくなっても、攻めなくてはやがてまたやられる。技術で頑張れるクオリティが日本の中盤にはあるわけだし。腰を痛めているらしい中村の走りがトップスピードじゃないので(ボールの散らしは相変わらず華麗だが)、万全ではないのなら替えてFWを入れ、攻め方を刷新してほしい。MFより前にもう1人いないと、攻撃は何もできないまま終わってしまう。

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 と思うも後半ジーコは何もせず。とほほ。押されていてカウンターを狙うしかないのに前に誰もおらず遅攻になっている、たるいたるい日本。客ももうこの日本を見ることに飽きてきている。

 58分、中村に代わり稲本が入る。中村より前に走るスピードがある中田が前に上がればFW 1.5 人分くらいのバランスになり打開策はあるやもしれんが、中田は前を向いてボールを持ってこそ一流なのであって(守備でも一番ボールを奪っている)、駄目だろうなあ。

 そしてきれいなクロスからきれいなヘッドで失点。駄目だ。見る気がしなくなってきた。ここで大黒が呼ばれる。オガサに替えて大黒。しかしもう勝機は逸したという感が強い。全体に余裕のメキシコにこの体たらく。日本が本当の力を発揮できれば、本気のメキシコにだってそうたやすく負けるはずはないのに。

 その後も展開は変わらず。ヤナギがシュートを打ちこぼれ球に大黒が詰めるというシーンに2トップ化の効果は見えるが、もうメキシコは余裕で守っている。遅かった。

 しかしそれにしてもメキシコは、ボールを持つプレイヤーの視野に常に2人以上がパスをもらえる角度に開いているというところが見事で、こういうのはサッカー国民性として身についてるのだろうなあと思う。日本はトルシエ時代にこういうのを叩き込まれたはずなのだが、その頃でもこんなに見事にはできてなかったと思うし、今はもちろん選手の判断任せ、行き当たりばったりだ。中田中村がボールを持ってからパスを出す味方を探して機を逸するシーンばかりが目につく。残り10分で入った玉田がFW3人で一番点を取りそうな動きを見せてくれたが、そこまで。

 というわけで、現時点での実力通りに日本の完敗であった。今日のメキシコは、トルシエ日本が2年目あたりで超弱かった時代に香港でのらりくらりと翻弄されたときと同じくらいの強さだと思われ、ジーコは3年もやってここまでしかできてないのかと憤懣やるかたない。あと1年で激変するのを期待するよりは、今からでも監督を替えてほしい。オシム監督おねがいします! 激しくそう思い、腹が立ってタバコを1本余分に吸ってしまった。ふいー。

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■ 05/06/18(土) 10:41:10 □ 萌の新しいイトコ
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 SH&ADが養子に迎えることが決定したSFさん13歳が今日初めて訪ねてくるというので、萌はえらく興奮してリビングを片付けるなど準備をしている。萌と遊んでくれるような子だったらいいなあ。興奮して待ちきれない萌。

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 SF来訪、萌は興奮に身を打ち震わせ、シャイながらも必死に彼女の気を引こうとしている。SFは家庭バックグラウンドに重大な問題があるゆえの養子縁組とのことなので、俺たちはなんとなく心配していたのだが、ペラペラと誰とでもよく喋り、MKともコンピュータ関連の話題で盛り上がるように知的関心にあふれた明るい子で、非常にナイス。萌ともよく遊んでくれる。こんないい子がファミリーにやってくるとは、うれしいことだ。

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■ 05/06/19(日) 09:12:18 □ 欧州王者を撃破
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 ギリシャ vs 日本:元カナダ代表GKの解説者フォレストが、中村の試合後インタビューのグチとかのニュースをちゃんと仕入れている。このマメさをみると、現役を引退したんだろうな。

 今日は2トップが最初から強いプレスをかけている。日本はやっぱり加茂監督時代から、才能は不足するが労を惜しまぬFWが相手に強いプレスをかけることから守備が始まるのが伝統なので、プレスが効いて序盤のペースを握っている。

 ギリシャはユーロのときのまったく隙のない守備ブロックは見られず、欧州王者の影もない。日本は余裕でボールを回せている。玉田とカジの速さが効いているが、勝負どころに入るところでパスの出し手も受け手も精度が足りずボールが収まらないため、決定的なシュートはまだ打てない。セットプレーから失点はするかもしれないが(カナダのアナウンサーが「川口はエアが弱くて英リーグに残れなかった」と盛んにあおるので見ていて不安になる ^_^;;)、今日のマトモになった日本なら十分取り返せるなと感じる。いったいメキシコ戦のヒドさはなんだったのだろう。―――カウンターからカジのミドル! カジ良い!

 日本はボールの出し入れが徐々に安定し、ハーフカウンターから玉田ヤナギとどんどんシュートを打てている。玉田はドリブル技術が上がった中山ゴンという感じで、日本代表のFWらしさ(あんまり点は取れないが頑張るので好感度が高い ^-^;)が出てきている。中村と中田はまだ中盤守備が整理できていないのか、さほどハッとするような仕事をしていない。中田は今日は完全に守備的MFとなっており乗っていない感がある。両者に好きにさせて福西ら本職のボランチにカバーさせてくれたらいのだが。小笠原が走って一番攻撃を動かしているのだが、ちょっとあわてるタイプなのでビッグプレーが出る雰囲気はない。

 がーヤナギが完璧なシュートチャンスを無意味に切り返して浪費! カウンターから抜け出した玉田が3対1から簡単なシュートをミス! ああまさにこれが日本代表FW! ジーコ頭痛がしてそうというところでハーフタイム。こりゃ後半は大黒を出すしかない。しかしどっちをひっこめるかが微妙だ。ヤナギも玉田も実力をきちんと発揮してこの程度だと思われるので(笑)、どっちを大黒にするか。ポストを重視するならヤナギを残すべきだが、より積極的な玉田を残した方が見ものとしては面白い。

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 とはいえジーコなので後半も同じメンバー。グリースがこの試合初めてといっていいほど高いボールの放り込みで強いプレッシャーをかけ始めた。まだ日本は落ち着いて対処しているが、これほどシュートをミスしたのちに先制されると勝ち点3ははるか彼方に遠のくので、とにかく1点を先に取りたい。アナウンサーが言うとおり、ここにきてゲームは五分になってきた。あまりよい展開とはいえない。

 62分、双方ペースが落ち膠着してきた中でグリースにFKのチャンス。川口が止める。ふー。日本にはフレッシュな脚が必要だ。大黒がやっと立つ。やはり玉田が下がった。

 カジ・中村・大黒が絡んで混戦の中から何度かのシュート。グリースはPKボックス内で厚い壁となってシュートコースを切る。この辺はユーロのごとき展開。大黒はフレッシュだがやはり国際経験が足りず、相手の長い脚が届かないところまでボールを運んで打つカンが今ひとつ養えていないのかもしれない。

 72分:アレックスがカットしてシュート、枠に飛ばず。カジに比べるとアレックスは本当に仕事をしていない....というところでオガサに替えて遠藤。中田を上げるなら稲本よりもよりしっかりした遠藤を入れて欲しいところなのでこれはよい(と思ったらポジションはそのまま前目のMFに入っている?)。

 75分:よし、福西→中村→大黒でゴール! よし! 小兵大黒のよさを完璧に引き出した、さすが中村のスルーであった。これで大黒は自信を持ってもう1点いける。グリースはもう体力気力とも落ちている。中村は体調がいいとは思えないが、それでもやはりこういう大仕事をするからはずせないのである。ここに来て生き返ったかのような中村を中心に華麗なパス回しで崩さんともくろむ日本。

 最後に中村→中田コというあまり意味のない交替があって終了。勝ったのはいいけどポイントを考えると、グリースが弱すぎメキシコが最終戦で6ポイント取るのは確実なので、グループ勝ち抜けは非常に難しい。日本はブラジルを倒すしかないのである。それはちょっと.....。つくづくメキシコ相手にふがいない試合をしたのが悔やまれる。

 本当にあのメキシコ戦はなんだったのだろう。この試合の力を見れば、単なるチームのアジアぼけだったのだとしか解釈できない。それをジーコが中2日で立て直したのだとすれば、戦術的にはともあれやはりチームリーダーとして名人と呼ばねばならない(※)。

(※)後からネット評論家の記事を読むと、ギリシャの布陣に対してサイドをきっちり埋める4バックが完璧にはまっていたらしく、勝利は選手の質とシステムとの両面から必然だったとのこと。すなわち戦術的にもジーコの勝利だったのだ。

 4-4-2 については、中盤の質を保ったままフィニッシュにつながるラストパスを2箇所(2トップ)に出せるのは素晴らしいが、相手が弱すぎて攻めてこれなかったので、このDF体制がブラジル相手に通じるのかは分からない。

 しかしこれだけいい試合をして勝っても、メキシコ戦の悔しさは拭えるわけじゃない。ブラジル相手にこの日本が誇る中盤で五分に戦ってこそコンフェデに来た甲斐がある。さすればもう攻め手のない1トップなどやっている場合ではないし、中盤を1人減らす 3-5-2(押されて 5-3-2 になるに決まっている)もやるべきではない。さすればおのずと答えは、4-4-2 で真っ向勝負となるのである。

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 午後は久々にウォーターパークへ。もう噴水が稼動していた。あわてて帰って萌に水着を着せて出直し。萌はちょっとだけ体を濡らしただけでけっこう冷えてしまったので、後はプレイグラウンドで遊んでいた。日向はもう夏なのだが日陰は涼しく、水遊びには難しい気候である。

 今日は父の日だそうだが、まあ特になんということもない。みんなの好物のコロッケを作った程度。

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■ 05/06/20(月) 10:46:33 □ 萌の卒業式
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 日本からの郵便ラストが届く。開けてみるとあの日本の日々を思い出す。萌は鉛筆削りを一番喜んだ。この100円鉛筆削りの精度と替え刃までついている親切さにはまったく恐れ入る。日本クオリティとしか言いようがない(中国製だけど)。そして日本で買って遊んでいたままごとセットを、萌は床一面に広げて満足そうにする。こうした小さなもので萌が喜んでくれることが一番うれしい。

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 萌の幼稚園の卒業式に出てきた。あの校長先生はこういうフォーマルなことに大きな充足感を覚えるらしく、担任の先生たちにやらせておけば済むことを何から何まで仕切っていた。子供の写真を取るのに、いったん並んだ子供らの順列を彼一流の基準により並べ替えさせたのには、後ろから子供の肩をひっ捕まえてグイっと動かしたそのやり方ともどもゲンナリする。去年より校長スピーチがずっと短かったのはよかったが。

 楽しみにしていた萌たちのダンスは、そうしたいつもと違う雰囲気のせいか誰も音楽とダンスに入り込めず、練習よりはるかに元気がなかった。残念。まあともかくおめでとうというと、萌も幼稚園を終えたということが晴れ晴れしいのか、なにやらうれしそうであった。

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■ 05/06/22(水) □ アジア予選でバカにしてすいませんでした
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┃ ブラジル・日本戦 ┃
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 さあ始まる。あのWCトルコ戦以後、最もチャレンジングなゲーム。う、ロナウジーニョがいる。げげアドリアーノとカカーもいる! みんないるではないか。よおし、望むところである。

 まずは静かな立ち上がり。ブラジルはボールを回して様子を見ている、そして瞬間的にペースをしゅっと上げて危険なエリアに入り込んでくるスピードがすごい。

 ぎゃーカジがいきなり抜け出しゴール! がしかしオフサイド! あ、あ、あーーー。心臓がバクバクしている。しかしこれで日本は乗れる。攻撃は通じるというサインをいただいたようなものだ。よし。ボール回しが五分になっている。ブラジルのカウンターがものすごく速く危険だが、今のところ切れのないアドリアーノがはずしてくれている。点は取られてもいいのだ、攻めろ。

 カジまたも突破。素晴らしい。しかしそのコーナーからロナウジーニョが2対2のカウンターアタックに持ち込み、ロビーニョがゴール。これはロナルディーニョにこぼれ球を奪われたカジとロビーニョの斜めランをあっさり放したアレックスの責任だが、まあ点は取られてもいい。最終的に1点多く取ればいいのである。カジの幻のゴールの動悸がまだ俺の心臓に残っている。

 オガサがPKライン上でカカーを倒しFKを与える。カカーは突破しようとして体がオガサより前に出なかったのだから別にファウルではないのだが、両チームの格が違いすぎるとありがちなコールである。日本はこういうFKでユースのスペイン戦を落としたことがあるので嫌な感じである。FKははずれてほっ。ブラジル監督がいうように、カカーもアドリアーノと同じく疲れてあまり切れてないようだ。まああまり切れてなくても十分に怖くてそのカカーが枠を叩くシュート! それに詰めたロナウジーニョがトーキック、川口が弾く! ひゅーっ。ブラジルにとっては今の日本のパスを回す中盤は、ちょうどハーフカウンターから超絶技巧数発でシュートに持っていける手頃なリズムになってしまっている。そこを日本の組織の力で崩さなければならない。ゴール前までは行っている。あそこの壁を破ってシュートを打つのだ。

 玉田のドリブルからFK。日本のヘッドはポストを叩く! 惜しい! しかしこの通り、トライを続けわずかなラックがあれば、絶対点は取れるのだ。ゴール後ボールポゼッションは日本が上回っている。今日の中村と中田はすごい。ジーコが「日本はブラジルに敬意を払ってはいけない」と言っていたが、この二人はブラジルの中盤を睥睨している。

 そして中村のとんでもないミドルでゴール、よおおおおし! ヘボそうなGKが前に出ていたのを中村は見逃していなかった。スペインへの移籍を決める完璧な弾道だった。

 ヤナギが見事な切り返しからポールをキープし意外な方向にはたくとそこには玉田が走っていた。中に戻して左に切り返すとアレックスがそこに走っている。クロスは弾かれたが素晴らしい攻撃。ところがそこからロナウジーニョの魔法一発でまたも引き離される。面白すぎるこの試合 :-)。お客も喜んでくれています。

 しかしこのあたりからゲームのペースが落ちる。ブラジルが前へボールを運ばず、ブーイングの中ゆったり回す。こうされるとパスミスが全くないのでボールは奪えず、奪ってもブラジル守備陣がそれをタイミングよく待ってるのでキープできない。のらりくらり回して魔法一閃で点を取る、これでブラジルは 2002 年を勝ってしまったからなあ。この展開で日本の体力を奪われるとまずい。なんとかこの流れを破ってくれ.....というところでハーフタイム。

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 さて日本はどうするべきか。もっとボールポゼッションを上げたくても、ブラジルが上がってこないとボールを奪えない。―――え、オガサ→中田コ、玉田→大黒。早くも! うーんジーコ、勝負師だなあと感心する。中田コはどこに入るんだ? .....と思っているといきなりいきなり大黒からヤナギのシュート! 乗っている大黒のリズムでいい感じに後半に入る。

 中田が前目に上がって中田コがボランチに入っている。後半はゲームはイーブンで、日本のポゼッションも元に戻っている。 福西が持ち上がり大黒から完全に組織で崩して中村のシュート! DFに弾かれた! 惜しい、場内沸いている。

 55分川口がファインプレーで2発止める。マイアミのときは川口は打たれて打たれて打ちまくられてある種のリズムに乗り反応だけで止めていたのだが、この試合はそうなってはいないよなあと改めて思う。日本は強くなったものだ。2発目は顔面に入ったので心配だが、川口の場合余計にある種のゾーンに入ってスーパーセーブが続くかもしれない(笑)。

 いいところなしのアドリアーノとカカーが下がる。入ったのは知らない選手だがたぶんフレッシュなのだろう。警戒しないと。川口の負傷からちょっとまたゲームのペースが落ちてしまった。落ちるとまたブラジルのボール回しで時間がつぶれてしまう。しかしロナウジーニョというのは現在世界最高のMFだろうが、超絶にうまいだけではなく守備はやるしこぼれ球をどんどん拾うし、こうしたペースのコントロールも司るし、本当に宝物のような選手である。こうして真剣に戦っていても、彼のボールさばきにほれぼれして顔が笑ってしまう。そして日本の猛攻にさらされ彼が怖い顔をしているのを見ると、さらにうれしくなる。

 日本の中盤の運動量が下がり、ボールを持ったときに前に走っている人数が足りなくなってきている。FWまでボールを通すには中盤からの距離がありすぎて、大黒に生きたボールが届かない。中田が長いグラウンダーを狙いすぎてボールを失うことが多い。残り15分、ヤナギに代えて鈴木。ジーコは鈴木の根性ポストで全体を押し上げたいのだろうが、これはあまり期待できない交替だ。もうブラジルの攻撃も散発省エネなので失点の危険はさほどないのだが、日本の攻撃にはさらに可能性が見えなくなってきた。

 中田が倒されFK、これを中村が決めるイメージが浮かぶ。これが最後のチャンスだ。ポストを叩いたボールを大黒が押し込む、よし! 「ニッポン!」コールがスタジアムを包む。あと5分、このモーメンタムを生かしてもう1点いける。

 アレックスの、ブラジルでは代表になれなかったが俺は日本の代表なんだという決然とした突破からクロス、福西から折り返されたボールを大黒がヘッド!弾かれる! そして試合終了、ふーっ。

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 いい試合であった。敗退はメキシコに負けたのが悪いのであって、この試合は日本が持てるものをすべて出し切っていたので悔いはない。ふいー。ジーコ監督、アジア予選を見てバカにしてすいませんでした。これからは不平をなるべく言わずついていきます。組織ができるのは中田が帰ってきてコーチするときだけだという意見もあるけど、もうそういう疑心暗鬼の心は捨ててついていきます。

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■ 05/06/24(金) □ プリスクール卒業式
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 今日はプリスクール卒業式。途中からHNが興奮のあまり泣き出してしまい、なんでかと思ったらHNは萌たちと一緒のプリスクールは今日で終わりなのねと泣いていたのだそうだ。プリスクールは終わっても近くなんだからいつでも遊べるよというが、キンダーとプリスクールでは時間も違うししょっちゅう遊ぶのは難しくなるだろうか。萌も興奮して帰りに泣いて、今日は帰って静かにすべし。

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 帰った後は掃除をしながら萌と Tomb Raiders。Tomb Raiders は1も2も似たような展開が続き、だんだん飽きてきた。最初のうちは謎解きも想像の範囲内で楽しいのだが、序盤以降はどこのステージへ行っても、最初から最後までガイドを熟読しないと何をしたらよいのか分からない。こうなると謎解きというより手続きのタライ回しであって、操作が楽しいからやってるが冷静に考えるとむなしい。

 それはともかく、萌が最近描きまくっている「Tomb Raider ガイドブック」なるものは、久々の絶品の精細絵だ。萌の絵描き能力は日本行き前のスランプを経て、甦っている。