2006/01/02

紅白歌合戦 2005 (NHK国際映像) の感想 (ちょっと追加)

森山直太朗:レコードで最高の演奏をしているバンドを見たかったのだが、レギュラーバンドは持たないのかカラオケ歌唱だったのであまり興味を持てなかった。
平原綾香:喋るとけっこう現代っ子であれれと思うが、歌う姿は姫のようでよい。
スキマスイッチ:芸能界にフィットしそうな性格が歌と微妙に合わず、そこがいまいち好きになれない。
森山良子:企画ものを超え価値のある息子との共演だった。
倖田來未:レコード大賞? のあなたは誰?
氷川きよし:この人がジョークではなく本当に人気があるらしい国の不思議さよ。
ゴリエ:何者....と知りたい気持ちも別に湧いてこない。
一青窈:この人の声には1年かけて慣れ、今は気色よい。
松任谷由実:変わらぬヘナヘナ音程でありながら、横にいる上海超級技能歌手たちがただののど自慢の人たちに見えてしまう、横綱の存在感と声。
ドリカム:すべてのラッパーが打ちのめされるべき、鳥肌立つ音楽力。このバンドをトリにするという、日本にとって最善の決断がなぜできないのかNHK。
和田アキコ:なぜラップかは不明だが真剣でよかった。
中島美嘉:トリ前で北島三郎の対抗であるライブハウス歌手みたいなあなたは誰?
スマップ:木村氏を除きあんなに音痴なのに、こうもしつこく主役扱いで歌わされるのはつらかったろう。
司会:なにゆえにみのもんたがあんなに大物司会者になってるのだ。謎だ....。

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Dreams Come True は趣味に合う音楽じゃないのでちゃんと聴いたことはないのだが、飛び抜けたワールドクラスだと改めて思った。すべての音に丹精が込められ、グラマラス米国ポップ臭も貧相Jポップ臭もないワールドミュージック的無国籍性を持っている。超絶技巧に(ほとんど)おぼれない吉田美和さんの美しい歌唱、そして「俺はこの音楽が好きなんだあああ!」と言ってるみたいなベースの人の顔がサイコーで、Mと萌にも見せてやった。萌は熱血アニメみたいなベースガイの顔と歌のかっこよさに大喜びで、皆でこれが見られてよかった。

アジアでは大物ミュージシャンというと、いまだに今日松任谷さんと共に歌ったようなのど自慢歌手しか出てこないわけで(「ポップジャム」等に出てくる韓国若手歌手も一様に「ゴスペルズ」みたいな70年代歌謡センス)、60~70年代からすでにそうしたのど自慢性と決別したバンド・ミュージシャンを産出し続けているところが、日本が他のアジア諸国と異なっているところなのだと思う。

1 件のコメント:

  1. ひさびさに、おじゃましたら、またまた面白いブログになっております~
    最高!紅白の感想!一人でウケタ。でも、やっぱり楽しいよ、紅白は。私も根っから歌好きなのね。いいのよ、下手でも。いいのよわけわかんない演出でも。
    私は、AIと、何とかユナという若い女のこの歌唱力に驚いたわ。

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