2007/04/06

日記「初のカラテレッスン」

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■07/03/24(土) □ 新排水システムのテストはハードすぎた
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 MとMKの話し声で目が覚める。あ、やはり駄目だったかとそれで覚り起き上がる。少量ながら夜中にリークが出たらしい。ふー.....。

 MKは裏にもサンプをつくり、その水をフロントサンプへ流すとファイトを燃やしている。バックはそれはいいのだが、右サイドがなあと考える。

 フロントサンプを見てみるとシティ水位はやはりうちの配水管の7割にまで達しており、やはりポンプなしには水は出て行かないのだとわかる。こっちにポンプを入れたことは間違いではなかった。ただただ昨日心配したとおり、フロントの対処だけでは十分ではなかったのだ。やることはほぼ決まった。裏にサンプをつくり、ホースでフロントへ送るべし。

 水がどこから来るのかを突き止めるため、結局ドライウォールをはがすしかなく実施。これで当分は自分の寝室に戻れないことが確定したBRが泣き始める。無理もない、みな泣きたいのである。

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 俺は気晴らしに、最近始めたファンタジー系シミュレーションゲームの「タクティクスオウガ」をやる。このTTOは最高に面白い。強い敵にあたって何度かリセットし、左から来る敵を硬いドラゴンを橋に置くことでとどめ、そのドラゴンには遠くから毎ターンヒールをかけて命を保ち、その間逆側から総力を挙げて敵ボスを叩くという方法で見事に仕留めることができた。勝機を見出し、「今だかかれ!」とボスに向かい皆で殺到しやっつけるのが、実に楽しい。

 結局その後水は出ず、何もできることはなく日が暮れた。無力感で体も動かない。

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■07/03/25(日) □ できることを少しずつ進めるしかない
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 夜ドレインのことを考えて眠れず、起きてもいったいどうしたらいいのだと途方に暮れていると、とりあえず家具を移動してBRの生活スペースを確保しようとMKが提案する。具体的に動いている間は絶望も薄れるのでありがたい。

 MKと作業を続けながら、「何をしてもリークを止められないからさ、俺は本当に敗北感と無力感で、頭も体も働きが鈍ってるよ。BRなんかあの年になって自分の部屋が駄目になってしまったんだから、さぞかしひどい気持ちだと思うよ」と話す。MKは、「僕はそういう敗北感とかぜんぜん感じないタイプなんだよね」だそうだ。どんな事態だって好転は可能だと感じられるのだという。お前さんは若くて前途洋々だしなあ。えらいよ。

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 MKの部屋の壁は目に見えるほどのダメージは受けていないことが判明。となると右フロントはフロントサンプで問題なく処理されていると見ていいだろう。バックだけであれば、MKの案通りそちら側にもサンプを作り水を呼び込めさえすれば、BRの部屋をドライにできる可能性は高い。

 というわけで裏にサンプ穴を掘り始めたが、地表1m以下は水がまだありすぎて掘ることは不可能であった。しかしドレインパイプは見ることができ、その周りだけはきれいに水が引いている。つまりここもまたアゲイン、2年前の努力はちゃんと働いていたのである。ただただ近年のBCの雨には十分ではなかったということなのだろう。はあ。

 隣のJKが言うには、昔は彼の家もこれほどのフラッドはなかったそうで(彼の家はシティドレインから水が逆流して吹き上げているとのこと)、山の上と川際でどんどんと木を倒し家を建ててながら、排水システムは何も改善していないシティが悪いのだと彼は憤慨している。署名を集めて市役所にねじ込むのだそうだ。頼んます。

 それに加え、こんな雨の多い土地にベースメントなんかを作り続けたBC大工業界の阿呆さが、そこらじゅうの家で悲劇を呼んでいるのである。MKによると、「BCの古い家は全部ダメだ、ノバスコシアの家はもっとしっかりしている」だそうだ。こうした浸水などの修理で儲けてるのもまた大工業界だろうしな。腹が立つ。

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■07/03/29(木) □ サンプとシーモンキー
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 バックのサンプ作業本格化。サイドをまずは掘りきってから次に移ろうと思ったのだが、MKは新しいものを仕入れて試すことが最大の喜びなので早くサンプを作りたくて我慢できない様子。仕方がないのでサンプとポンプを買ってきて、穴を掘り入れてみた。深さは十分に掘れたが、固定が難しく時間切れ。

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 この水対策に追われ終日欝な気持ちを打開すべく、MKの部屋を片付けていて見つけたシーモンキーの卵を、萌と水槽をつくりトライしてみる。お父さんも子供のとき3回くらいこれにトライしたよ。かわいいんだよ。

 萌はすごく興奮してたのだが、残念ながら孵化せず。メーカーサイトによると「10年ものが孵化した例もある」とのことで、俺がこれをクリスマスにMKに買ってやったのは96年くらいだと思うので、ちょうど賞味期限が過ぎていたのだろう。卵だけなら金魚のえさとして安価らしいので、今度買ってこよう。

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■07/03/31(土) □ カラテをやりたい萌サカタ
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 昨日はパイプ周りをちょっと掘る以外に特にすることがなく、丸一日オフを取ってしまった。まあ洪水以来休みなしだったので1日くらいは許される。今日はサンプの泥を全部掻き出しポンプを入れた。これで排水は完璧である。残るは壁の防水とドライウォールと床。ドライウォールは2度目床はもう3度目なので(1度目は俺がやったわけではないが)、つくづく憂鬱だ。

 「タクティクスオウガ」はもう終盤まで来ている。最高。12年も前のスーファミでありながら、なんというすごいゲームであろうか。ある種究極のゲームに出会ったという気がする。
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 ファイナルファンタジーのティファに感化されて萌がやりたがっているカラテの先生に電話。来週から開始することになった。



「―――それでモエはマーシャルアーツの経験はあるのかね?」
「いやないですが、ゲー....あーあのカンフー映画とか好きで真似してるんです(さすがに「ゲームのカンフー使いキャラに憧れて」とはいえない)」
「あー、まあああいうのとカラテはだいぶ違うけどねー」
「あ、わかってますわかってます、よーく言い聞かせてあります(汗)」
「で君は経験があるの?」
「僕は日本人だから、子供のときからカラテその他の格闘技はさんざ見てますよ。もー大好きで。ほんと。見るだけですが」
「あー、見るだけね」


 なんかがっかりさせてしまったようだが(^_^;;)、まあよし。

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■07/04/04(水) □ 初のカラテレッスン
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 雨が降ってきた。テストになるよう本降りになってくれ。ホースを通す溝を掘ろうと思ったのだが、ホース自体がつながらない(ジョイントがパッケージに入ってなかった)ので掘っても無駄であるので中止。これにかかりきりで最近できなかった掃除をする。ふー。もうつくづくこの洪水対策には嫌気がさしていて、これに加えて急ぎの翻訳仕事が入ったらどうするのだといった悪夢を毎夜見ている。

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 萌が初のカラテレッスン。最初は構えと正拳突きだけを延々とやらされるかと思ったら、のっけから1年くらいの経験があるLSたちと一緒に型のメニューを一通りやらせてもらう。60分間休みなしで型を打ち続けるという思いもよらぬほどド根性道場的なハードな内容でびっくりしたが、萌は今とにかく「たあっ! とあっ!」とカラテのあの動きをやりたくて仕方がないわけで、望みがかない超嬉しそうであった。先生も今日はほとんどの時間を萌について教えてくれたし。

 しかしさすがにLSたちと萌とではまるで違う。LSが一番小さくてレベルが低く見えるが、それでも足腰の切れと体幹の安定が萌とは段違いなのだ。すごい。そしてあの無口なLSが、腕はこうで足はこうなのよと手取り足とりで萌に教えてくれるので、2人のあまりのかわいらしさに胸がじーんとするのであった。

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