2008/03/28

日記「まさかの岡田合宿成果」

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■08/03/25(火) □ バーレーン戦への期待
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私個人はこれからもリハビリトレーニングを続けてまいりますので、今後ともご支援をお願いします。 FIFA ワールドカップ 2010 年大会の予選、北京オリンピックでの健闘と幸運を祈ります。日本サッカーの進歩は常に私の関心事ですから。応援しています。 また、みなさまには次のようにお願いします。 スタジアムに足を運び、選手たちに大いにプレッシャーをかけて下さい。もっと走れ、もっとプレースピードを速くしろと。そして選手たちが良いプレーをした時には大きな拍手を与えて下さるように。

 オシム監督の退院メッセージが発表された。ロマンティックな言葉である。日本サッカーに関わり、深く強くコミットしてくれる外国の人々は、こうした「未開の国をあるべき方向に導く」みたいなロマンティックな面が震わされ心が燃えるのだろうと思う。

 バーレーン戦は韓国戦に続きまた P2P で見られそうだし、相手がかなり強いらしく盛り上がっている。高原が怪我だそうで、ならば玉田田代の2トップに大久保トップ下が夢だが、機能しないだろうな。この辺は好きな選手が揃ってきて、全員を一度には見れないという楽しい悩ましさも出てきた。まあともかく楽しみだ。玉田・大久保も万全の状態ではなさそうで、見たいは見たいがまず怪我をしないでもらいたい。

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■08/03/26(水) □ まさかの岡田合宿成果
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 【バーレーン:日本】意外にも田代ではなく巻、内田ではなく駒野が出ている。序盤は日本が支配する。中盤のプレスがすばらしく相手に攻撃させていない。勝負エリアでバーレーンの守備が厳しくくるのでシュートまでいけていないが(大久保がガツンとぶっ飛ばされており手術明けの脚が心配)、アウェイの試合としてまずは万全な展開という感じ。

 しかし日本がそのペースを維持して攻撃をビルドアップすることはできず、バーレーンが前へボールを飛ばしフィジカルの優位さでこぼれ球を取り、どちらも決定機はないまま一進一退となってきた。日本はボールを低いところで拾い長い距離を運ぶため、ゴールに近づくほど攻撃スピードが落ち、単純なクロスかロングパスでボールを失うの繰り返し。ここまで冒頭のプレスが効いていたときを含め、まったくフィニッシュできていない。

 30 分:ロングボールでバーレーンが押し気味となってきた。セットプレイも徐々に効いてくる。ボールをキープして交わしてほしいのだが、さほど厳しく詰められていない場面でも日本は前に飛ばし無為に失っている。相手はアーセナルじゃないんだからつないでくれよ。35 分、ようやく日本らしいつなぎが出て駒野のミドルにつながる。なんとこれが日本の初シュート。とにかくつながなくては。大久保は相変わらずファウルで厳しくつぶされ、裏に抜けるボールも出てこないため(バーレーンはロングボール戦法ゆえ最終ラインが上がらない)、2トップは何もできず憮然としている。

 ファウルが頻発し日本選手が倒れるシーンが増えてきた。セットプレイのときだけ前線に十分な人数が上がり日本らしいつなぎが出るが、がっちり下がって守られシュートが打てないままハーフ終了。うーむ。ときおり決まるプレス守備以外チームとしてまったく見るところがない。バーレーンがやりたいフィジカルな戦いから抜け出せず不機嫌そうな岡田監督が映る。この流れを彼は後半変えることができるのだろうか。

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 後半:変更はなし。展開も変わりなし。いきなり川口が弾き損ねたボールを打たれ、やられたと思ったが枠を打つ。ぷー。川口ぃ。10 分:山瀬→遠藤、これでリズムを作り直せるか。憲剛が前に急ぎすぎているので、遅攻のうまい遠藤が落ち着かせればいいと解説は期待している。

 20 分すぎ:遠藤を後ろに残し憲剛が飛び出し、流れるパス回しから決定的なシーンが続けて出る。憲剛→駒野→大久保のクロスは非常に惜しかった(しかしこのシーン以外の駒野の突破力のなさにも驚いた。内田重視も当然なのだった)。そうか、このチームは遠藤と憲剛というパッサーがポジションチェンジしてフリーに動けなければ、ボールが機能的に回らないのだ。先発MF3人のコンビネーションが―――というか、1週間合宿してそんな肝心なところがカラッキシできていないとは。ここに至り怒りがわいてきた。結局オシム時代から残ったこのコンビネーションしかここで役立つものはないのか? 個人が蓄積したコンビネーションしかないならばジーコと同じではないか。ぶっつけ本番の前試合までとは違うのだ。ここにきてこれほど停滞したチームが出来上がるとは。まさかの岡田合宿成果である。

 32 分、川口がまたも弾き損ねたボールを押し込まれる。川口は相手が強いと美技の割合が増え、そうでないと逆という選手なのであり昔から変わりはないのだが、もうドイツ豪戦で彼の役割は終わっているだろうと思う。それに阿部・今野とも代表でDFとして出るたびに致命的ミスに絡んでおり、もう本人もストッパーはやりたくないだろう。本職の守備的MFをやらせろと主張する気はないのだろうか。失点後、憲剛が行くと決めた瞬間にチームにスイッチが入り、阿部がフルスピードで駆け上がったシーンには一流のスピード感があった。あれをもっと見たいではないか。

 37 分:玉田がようやく準備。相手DFの足は止まっているが、リードして守りに入った相手がスピードで振り切るようなスペースを与えてくれるわけがない。阿部に替わり玉田はトップ下に入り、これが意外に彼の器用さで機能し最後は 4-3-1-2 で猛攻するが、守り切られ終了。選手1人1人は攻めも守りも必死にやっているのが伝わってきたし、プレーの切れは韓国戦よりもあったのだが、彼らの空回りする努力を 90 分の間にオーガナイズし効果あるものにする力は、岡田監督にはなかったという結果が出た。

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 考えてみれば3バック&巻で存分に得点機が作れるはずもないので、岡田監督は戦前の「いくらでもやりようはある」といった大口に反し、こういう膠着したゲームからポイントを拾うと想定して合宿してきたのだろう。つまり負けないゲームを選択していながら負けたわけである。

 試合後、「まだ時間があるからなんとかなる」としか言えない監督が、「時間以外に『やっていける』と考える根拠は?」と厳しく突っ込まれ、そして答えられなかった。この会見を読んで、今後チームがたとえよくなったとしても、もう心から彼を信頼することなど難しいなと思う。

 こんな日本攻略術のテキストみたいな試合をやられてしまっては、もう中東チームはどこも日本を恐れないだろう。アジアの 4.5 枠に入れるのかどうかわからなくなってしまった。10 年前の加茂岡田崩壊時代に戻った感が強烈にする。そういえば憲剛があの切れとスキルをつながらないパスに浪費するあたりも、加茂岡田崩壊時代の中田の空回りに似ている(チーム全体の無為な拙攻はWC豪戦にそっくり・ため息)。東アジア杯で俺がふくらませた岡田ジャパンへの期待は、はれほろひれと一気に冷めた。普通の監督がいい選手を揃え普通にやれば楽しいサッカーになるだなんて、単に日本が誇れるうまい選手が選ばれ喜んでただけの能天気ファン(俺)の幻想であった。腹が立つ。この怒りを糧に家事掃除をしよう。

2008/03/24

日記「プルコギ大成功」

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■08/03/19(水) □ プルコギ大成功
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 スライス用に牛肉の塊をついに買ってきた。BRがローストビーフに使うプライムリブを買っておけば間違いはないのだろうがスライサに合う手頃なブロックは見当たらず、Eye of Round (外モモの赤身肉) という部位を買ってきた。100 グラム \135 だから、牛価格の違いから見て日本で買う \300 輸入肉あたりの味は狙えるのではないか。

 LSお母さんに教わった手順に従い、肉を4時間ほど冷凍した状態でスライサにかける。この状態ではまだ外側しか凍っていないのだが、この凍った部分がものの見事に薄切りになる。おー、やっ・た。皿が透けて見えるくらいの薄さ。全部この調子で切るのはさすがに無理で、まだ凍ってない中心部は牛コマ化しがちではあるが、それでも6割以上はスライスと呼べるものが作れた。よし。

 3等分して2個をフリーズし、1つを韓国製プルコギソースに漬け込み、たまねぎと一緒にさっと焼く。でけた。ぱく、う、うまい。このソースで肉野菜炒めを作ると甘すぎて非常にまずいのだが、プルコギだとソースのこげ味がまじって絶妙の味になる。だいたいコリアン焼き肉は肉の質など問わず、この甘じょっぱさと食感がおいしいんだよな。これははっきりいって近所の韓国レストランよりもうまい。大満足なり。スライスと後の掃除はウルトラ面倒くさいが(※)、いっぺんブロックを切ればこの味が3回(うちはビーフをあまり食わんので一月分くらい)味わえるのだから我慢できるのである。
(※)スライス後は肉汁がテーブル上にたれ悲惨な状態になる。分解してモーター以外はお湯と洗剤で洗い、水洗いできない部分はアルコールを吹いたペーパータオルで拭くという面倒さ。

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 カラテ:俺が天才少女と見たパープルベルトのMGがメダルを2つぶらさげて凱旋来場してきた。おお、それはもしや! と聞くと、地域の空手大会で型で銀、組手で銅メダルを取ったとのこと。さすがワシが見込んだだけのことはある。でかしたぞMG。

 今日はオレンジのキッズがゲスト参加しており、萌とスパーリングがある。始まる前に先週萌が度を越して痛がっていた件を先生に話し、気をつけてくれるよう頼む。オレンジベルトの子は年上&上級なのでやさしくスローモーションで相手をしてくれるのだが、萌は先週の痛かった記憶があるせいで打つのも受けるのもためらっており、ちゃんとしたスパーリングにならない。まあ今日はいつもの相方LSもいないし、仕方がないな。

 次に先生と手を合わせる。先生の突きや蹴りを受け反撃というコンビネーションを、もっと速く、もっと強くと何度もやっているうちに、だんだんと寸止めの感覚が飲み込めてきたらしい。次の相手のDRは格下であることもありリラックスし、いい感じでバシバシと強く速く打ちつつ、当たるのは双方のプロテクター同士で痛さゼロというちょうどいい按配になった。よしよし。常に安定してこういうスパーをやれるようになってくれ。

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■08/03/20(木) □ HNがスリープオーバー
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HNが久しぶりに来訪。萌は興奮して今自分が燃えていることを紹介しまくっている。夕方、子供らの希望でHNが初のステイオーバーとなる。萌ももちろんステイオーバーゲストを持つのは初めてで、2人とも大興奮。今夜は眠れず困りそうだ。お風呂にも一緒に入り、萌は初体験づくしである。

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 22:38 意外や9時半には2人とも早々と眠ってくれたのだが、HNが布団が暑かったのか目を覚ましてしまった。呆然とするHN。帰りたかったら電話するよというとうなづいているが、今どうしたらいいのかなんてわからんのだろう。

 もう一度眠れればよしとMが布団を替え本を読んでやり、今度はちゃんと眠れたのであった。マザーはいつでも頼りになる。

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■08/03/23(日) □ 驕るカナダホンダ
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 引っ越した人から猫を引き取ったので遊ばないかと呼ばれて、夕方LD家へ。しかし極端に愛嬌のない猫で寝てばかりおり、手を出せば引っかくとのことで遊ぶどころではない。こんな猫を人に託して引っ越す人もいかがなものかと思う。まあLDは活動的で全然家にいないので、こういう人の愛情をまったく求めない猫のほうが扱いやすいかもしれんが。

 LDはホンダフィットを買うと決めたそうで、新車見積もりを取っていた。しかし車体価格だけで2万ドル(1型 1.5L MT フル装備)! たっけえなあ。燃費はエリオより大幅によさそうでうらやましいがハイブリッドじゃあるまいし、日本じゃ百万そこそこのフィットにこれほどの値段をつけるなんて、常に Consumer Report に絶賛され黙っていても車が売れまくるカナダホンダは、驕っていると思うのである。

2008/03/18

日記「自前ミートスライサー」

「スパーリング・アップセット」「日加ポップ音楽事情」「カナダの九九」ほか。

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■08/03/11(火) □「魔法使いサリーちゃん」の歌
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 萌は今日一日中「魔法使いサリーちゃん」の歌を歌っていた。TV Japan のヒカワキヨシのショーで誰かが歌っていたのに萌が興味を示したので Youtube で見つけたのだが、なんとも不思議な味のある60年代?日本メロディがひどく気に入ったらしい。その他にもキヨシショーつながりで、「ガッチャマンのテーマ」やどんとが歌う「また逢う日まで」やらを萌は気に入り歌っている。やっぱ流行歌の力というのは時代も国境もないんだなあ。

 Youtube でどんとの「また逢う日まで」と「最後にひとつ」を見て、彼の異様な風体と破壊的歌唱法に萌は驚くので、「やっぱさ、歌は下手なほうがかっこいいんだよ。わかる?」と真のロック教育も忘れずに施しておいた。「お父さんも下手だよね」「そうなんだよ」。

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■08/03/12(水) □ スパーリング・アップセット
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 カラテ:今日もボーイズは現れず。あの2人は低レベルに飽いてやめた気配が濃厚だ。実際先週から15分にもおよぶ鬼ごっこがレギュラー体力メニューに加わり、もはやこのクラスはカラテというよりもキックパンチを交えた幼児体育クラスのようである。すでに数年の経験を持ち技を磨きたい子供に、これでモーティベーションを保てというほうが無理である。萌とて今はスパーリング以外ひどく退屈している。

 そしてお待ちかねのスパーリング。直前に萌の友達が見学に来たのだが、それで張り切りすぎたのか萌とLSが強烈に打ち合い、あ、効いてるなと思う数発がお互いに入り、最後は萌が疲労困憊で涙目になってしまった。親が稽古を止めるのもナンだし先生止めてくれよと思っているうちに時間が終わる。

 「いやーお疲れ、すごかったね」と2人に声をかけ、最後に一発痛いのが入ったねと萌にささやくと、「一発じゃないよ! 全部痛かったよ!」と非常にアップセット(動転)している。

 その場ではLSも他の子もいたので帰りに話を聞くと、2人とも気合が入りすぎ全然寸止めになっていなかったらしく、蹴りも突きもボディに入りえらい痛くて、俺に目でサインを送っていたのに止めてくれなかったからと怒っていたらしい。

 「しかし痛いかどうかはお父さんにはわからんしさ、痛いと思ったら自分で止めるか先生に言わないと。今日はお互い強く当てすぎたんだよ、LSだって萌のキックでウッてなってたし」。ずいぶんヘコんでいたのでその辺説明したうえで、じゃかわいそうだったからと家でアイスクリームを食べつつ「こち亀」を見、ベッドで耕野裕子さんの残りを読むというフルコースでハッピーになっていただいた。「花のお庭」第2話、新人マンガ家が編集者に理不尽に振り回されるが最後は友情と恋のおかげでハッピーエンドというお話は、最高級によかったようです。

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■08/03/14(金) □ 日加ポップ音楽事情
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 WC予選メンバーに玉田と稲本が選ばれた。国が持つ才能を生かす普通の代表監督オカーダの目が光る。憲剛稲本&前に行くFWたちとで戦ってくれ。あとは本山にもチャンスを与えてくれないかな。

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 今日で終業、明日からは萌の春休み。クラスのJDを招き、前々から萌とJDが盛り上がっていたオニギリパーティをやる。JDは驚いたことに日本食マニアで、きゅうり巻きや味噌汁を注文するので驚きつつ作ってあげた。

 音楽が大好きだという彼女が「こないだアヴリル・ラヴィーンのコンサートを見に行った、最高」というので、そういえばその名前は聞いたことがあるなとみなで2曲 Youtube で聞いてみる。モールにいるような女の子が稚拙なポップパンクをやっていて、えーカナダの子供はこんなのを聞いてるのかいと驚く。そういえばこの娘は前に TV Japan の歌番組でも見たことがあるような気もするな(内容はまったく記憶にない)。

 実はいまどきの小学生が好きな曲をさっとギターで弾いて喜ばせてやろうという魂胆で俺は尋ねたのだが、つまらぬコードがひらめきなく展開するだけでいいメロディがほとんどないので、フルコーラス聞いて2番になっても曲が覚えられなかった。「英語で喋らないと」に出てくるアメリカ人ギタリストが、メロディが素晴らしいとJポップを絶賛する理由がよくわかった。俺の日本音楽ソースは TV Japan(NHK 国際その他)だけだが、このチャンネルだけでも萌と俺がはっと耳を奪われるメロディが、いつも流れてくる。

 Mになんであんなのが子供に人気なのだと聞くと、何を言ってるのだ日本に住んでたら萌はJポップのウフフを好きになってるに決まってるんだぞといわれる。ロック王道教育が行き届いた我が娘に限りそんなことはないと思うが、まあ確かにJポップとアヴリルさんのくだらなさに甲乙をつけるのも無理だな。しかしこんなのに比べたら萌が好きな大塚愛のほうが100倍才能があると思うし、初期 Puffy の方が300倍いいとしか言いようがない。

 夕方2人は盛り上がりきって、「今日はJDが泊まっていいでしょ!」と熱烈に願望し、今日は駄目だというとベソをかく。JDは「It's not fair」といい押し入れにこもってシクシクと泣き、萌は「見てよお父さん、JDは泣いてるんだよ!」と、大変なことになったと声を震わせ俺に訴えるのである。いやあのね、まあ落ち着きなさいキミたち ....。

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■08/03/15(土) □ 祝玉田復活
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 おひなを片付けて浦和・名古屋戦。新監督ストイコビッチ名古屋のサッカーが驚くほどいい。激しいプレスからバランスの取れたパス回しでポゼッションを高め、早々に先制。玉田が評判通り素晴らしい体の切れで、体をぶつける以外止められない状態。アジアカップのときのようだ。復活してくれて本当に良かった。速い上に瞬間的にブレーキをかけ相手を行かせてから逆に交わすというクレバーな味が、他の代表FWにないと思う。代表への楽しみが素直に増してくる。

 浦和のサッカーはもはや論外。やってることは去年と変わりなく個々のトライ頼みなのであって、独力で事態を打開するポンテとワシントンがいなくなったのだけが違いなのだろう。ドイツに行って以降の高原は、失敗を恐れないアナーキーさがなくなってしまった。若い頃は久保みたいにあっと思うタイミングでシュートを打ち決めていたのだが、今はいい位置を取り確率を高めようという動きがまずあるので、DFは能力差がない限り落ち着いてシュートコースを消し対応できてしまう。同じ活躍したアジアカップでも玉田のゴールは際立っていたが、高原のゴールは相手のヘボさのほうが目に付いた。

 しかしバランスよく配された労働者たちを玉田とマギヌンが従え(なぜ川崎はこんないい選手を手離したのか、高給が払えなかったのか)、名古屋はほんとに面白いサッカーをやっており、こりゃファンになってしまうな。システム(選手の配置とプレス)を整えただけでこれほどきれいにパスがつながるはずがないので、練習法も浦和より優れているのだろう。選手の角度のあるボールさばきにストイコの香りがあるし。意外やストイコビッチ、ユーゴ協会前会長は単なる名誉職ではなかったのね。

 結局後半浦和が猛反撃するも噛み合わずそのまま負けたのだが、一晩経ってオジェック解任だって。遅いっつーの。

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■08/03/16(日) □ カナダの九九
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 春休み、萌の宿題の掛け算カードをやってみた。すると 3 x 4 = 12 を「Three TIMES four EQUALS tweleve」とそのまんま文章として覚えねばならんらしく、語呂が悪すぎて音が暗記できない。この九九がない世界は効率が悪いのではないかと疑う。

 ネットで軽く調査してもこのカナダ式と日本式のどちらがいいのかはよくわからず、とにかく一応「九九の歌」なるものをダウンロードして萌に聞かせ、日本じゃこういう風にリズムをつけて覚えるんだよと教えてやった。まあラップミュージックみたいなものよね。日本語がわかり九九を暗記可能なのはアドバンテージに違いないと思うが、やりたいかどうかは本人に任せよう。

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 最近萌が「こち亀」のお下劣さをヨロコビすぎてまずいので、今日はクリスマスにもらった椋鳩十「マヤの一生」というのを格調高く読んでみた。なぜにこんな地味な戦後児童文学書をイトコKNは送ってきたのだろうかとあまり期待してなかったのだが、動物3匹が兄弟のようにけんかをしまた助け合うという内容で面白い。最初のエピソードをとても楽しめた。

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■08/03/17(月) □ 自前ミートスライサー
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 LSのお母さんがフードスライサーをガレージセールで買ってきてくれ、今日もらってきた。これがうまくいけば、薄切り肉が手に入らない問題はカナダ14年にしてついに解消である。

 波歯で回転が遅いので生肉はどう見てもまともに切れそうにないが―――やはり薄切り肉の需要はないのでもともとハムやチーズ用なのだろう―――、さっそく晩飯の半解凍豚肉を切ってみる。ストロークが短く肉の固定が弱いので大きなスライスはできず、最大 5cm ほどのスライスとサカタ肉店(※)でいう豚コマ(スライサーくず)がどんどんできる。スライスの大きさは足りないが薄さは満足できるものがあり、豚コマはこれはこれでうまいのでよし。ちゃんとおいしい肉炒めができました。

(※)←サカタ実家は肉屋。"ブログ" に店主のマニアックな食通話が書かれ面白い。

 こうして自前のスライサーを体験してみると実家にあった日本式業務用スライサーというのは、生肉のブロックを固定してあの薄さにきっちり切るために、あの入り組んだベルトやらギアやらが開発されていたんだなあと合点がいく。こういう西洋式ではある程度の固さのあるベーコンなど以外はまともに切れない。日本のあれは、かつお節の国が生んだ薄切り文化の粋だったのだ。

 まあともあれ豚コマと牛コマはこれで作れるので、今後豚汁と牛丼はばっちりだ。どうもありがとうLSのお母さん。

2008/03/10

日記「おひな祭り」

「人もボールも動くサッカー」「カラテ指導の説得力とは」「耕野裕子花のお庭」ほか。

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■08/02/29(金) □ Jサッカーの春、久保大混乱ショー
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 ネットでJリーグゼロックスカップの後半が見れた。磐石の強さで鹿島が2点リードし、余裕で試合をクローズしようとしていたのだが、久保が入ると彼への期待感と威圧感で様相が一変した。広島は久保にシュートを打たせようと狙いを絞り直球勝負で攻め、鹿島は打たれたらえらいことだと必死に抑える。ソガハタもゴール前の浮き球に久保が飛び込んでくると「うわ久保がきた!」とあせって飛び出し、バウンドが頭上を超えるという凡ミスをおかしてしまう。久保ならもしかするとあのボールに触りゴールに入れてしまうのではないかという、理不尽な予感はたしかにあるのだ。怪物久保をめぐり、静かに終わろうとしていたゲームが息を吹き返してしまった。

 そして審判まで久保に影響されたのか、イーブンボールに触ろうとした久保にDFが体を当てブロックしただけでPK。久保自身が初得点。さらにクロスに飛んだ久保をDF2枚がマークしたところを、フリーの寿人が決め同点。久保大混乱ショーの完成である\(^o^)/!

 あとは久保のドラゴンシュートが1本でも見たいな、枠に飛ばなくても構わないから打ってくれ―――という期待が見る人すべてに高まるが、久保自身の切れはまだこれからのようで、シュートは打てずタイムアップ、PK戦へ。そして審判が異様に厳しくソガハタのステップを取り(あとで記事を読むとイエロー出しまくりの審判だったらしい)、とうとう広島が逆転で勝ってしまった。

 というわけで、Jの春を満喫させてくれる楽しい試合であった。体調はどうあれこんな男がJ2に来るのだから、ライバルチームはみな武藤さんの言うとおり「勘弁してくださいよ」と頭を抱えていることだろう。もしかして、万が一、久保の怪我が完治してしまったらどうしようと思う。代表に呼ぶしかないではないか。楽しい。

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■08/03/04(火) □ 人もボールも動くサッカー
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 CLミラン対アーセナル:パクチソンをフィールド中に配置したという感じで、ありとあらゆる場所に圧力をかけられるアーセナルが前半圧倒する。ミランは後ろでボールを回しペースを落とすことすらできない。窒息しそう。うーむなるほど、これがベンゲルが作った世界最先端チームか。このままではミランがやられるのは時間の問題だ。

 しかし後半ミランが中盤での戦いを受けて立ち、奪い、つなぎ、相手のファウルを誘いリズムを与えず、ものすごいつば競り合いになった。ミランの世界チャンピオンたちはうまいだけじゃなくて、精神力もとてつもないのだと驚嘆せざるを得ない。この中盤ファイトに打ち勝ち後半は意外にもミランがボールを支配したのだが(ボール保持率は一時 60:40 にまでなっていた)、アーセナルの足が止まったわけではなくシュートには持っていけない。カカーは2トップとの連携がよくないのかアーセナルにパスコースを消されているのか、自分が持っていってミドルシュートを打つことしかできない。そして攻めあぐねているうちにファブレガスのミドルがスコっと入ってしまい、ジ・エンド。

 どちらかというと韓国的な走るアーセナルよりも、要所を技術で締める(「日本的な」といったらバチがあたるが)ミランに勝ってほしかった。こうした「人もボールも動くサッカー」を見ても、俺はあまり心が動かないのである。エレガントさがないとまったく駄目らしい。来年は仕方がないとしても今年はまだ、ミランに勝ってほしかったな。

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■08/03/05(水) □ カラテ指導の説得力とは
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 カラテ:「萌とLSは、集中さえしていれば3ラインの力があるが、集中してないときはノーラインの力しか出ていない。他のみんなも同じだ。集中することが肝要なのだ」と月曜に講評があった。それを受け帰りのパーキングで親に叱られてる子もいたが、実際あの内容で集中しろといってもレベルが低すぎて、ある程度以上の子には無理だと思う。MK先生のまわりくどい指導法が合うのは入門数ヶ月というレベルの子たちであって、前のGL先生にすでに「型」を教わり試験もパスした子たちは、徒労感を感じているだろう。

 萌もすでにレベルが低すぎて集中を欠いているが、年長ボーイズは完全にやる気をなくしており、最近ERなど半ば練習をボイコットしている。態度が悪い子を昇級させるわけにはいかんのでGL先生もあの2人のハンドリングには手を焼いていたが、今は子供らの方に理があると思う。GL先生は威厳のある態度、技の切れ味、細かな指導レベル分けで基本の指導にも説得力があったが、今は全員が入門数ヶ月用のレッスンをやらされ、喉が枯れるほど常時気合を発声させられ、ふらついて転ぶほどの大股を奨励されるのだから、ERが反抗するのは当然だ。萌がもし自発的に指導への不満を見せたなら俺は全面的に萌をバックアップするが、それまでは何もできずジリジリとするのみ。そういえばERの親はレッスンを見に来たことがない。彼がああいう風に精神的にキレやすいのは、親がそういう彼の精神生活に興味を示さない人だからというのもあるんだろうなと想像する。

 水曜はスパーリングがあるので、萌には意外にもそれが一番の楽しみになっているようだ。萌はああいう打ち合いはやれんだろうと昔は思っていたのだが、今や萌とLSが打ち合うと道場中が注目するくらい、お互いにビシビシといい蹴りが飛び、受け・打ち・蹴りとコンビネーションよく戦っている。すばらしい。

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■08/03/08(土) □ 耕野裕子「花のお庭」
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 明日のひな祭りの支度。壁にオビなどを飾り付ける。うちにはえらい大量の着物その他日本ものがあるのだと驚いた。みんな母さんがくれたものに違いなく、Mと萌はいつもらったかをちゃんと覚えてるのだが、俺はこんなのあったっけと驚くばかりなのです。

 萌が今日は「少女マンガ」をバリバリと描いており、イジワル女が登場するそのストーリーがなかなか素晴らしかったので、最近「こち亀」にかかりっきりで全然読んでなかった耕野裕子「花のお庭」を夜読んでやる。優れた少女マンガには強力なカタキ役が必須なわけだが、このマンガに出てくる「大マンガ家」鎧塚女史は強烈で、萌も登場カット1発目から爆笑し、久々にじっとしていられず布団から跳ね起きるほど喜んでいた。

 耕野さん(※バンド時代にバンドマンとしての取材を兼ね、アトリエに招待してもらったことがある)は本当にセンスがよいマンガ家である。90 年代以降マンガ家としては寡作であるようだが(育児マンガを出したらしい)、1枚の絵で「こいつはオロカな悪役だよーん」と伝わる情報の質が際立ってよい。楽器の音がいいバンドという感じ。昔買い揃えたコミックスが母さんところのどこかに残っていたら、カナダに運んで萌に読ませてやるのだがなあ。

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■08/03/09(日) □ おひな祭り
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 昨夜から楽しみにしてニュースを遮断して見た川崎・ヴェルディの開幕戦が、意外につまらなかった。川崎のJ最強3トップがまるで噛み合ってないので、誰がボールを持っても他のプレイヤーがただ見てるだけという状態が延々と続き、普通の2トップ以下の破壊力になってしまっているのである。憲剛のいいところもまるで出なかった。



 ガールズ4名を招き、ついに大着物&ひなパーティを挙行する。みな実に愛らしいが、Mがはやし立て「日本的おしとやかスマイル」なるものをやらせるので、表情がわざとらしくて毎年ちっともいい写真が撮れん(笑)。困ったものである。