2013/08/04

日記【東アジア杯】Jリーグばんざいの勝利

「楽しい東アジア杯」「見る目があるとかないとか」「【豪戦】Jリーグ愛おし」「最高バイクライド」

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■13/07/21(日) □ 楽しい東アジア杯
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 俺はザック日本の永久固定スタメンに飽き飽きしてるので、Jリーグ選手だけで戦う東アジア杯が楽しみすぎて、起きるつもりはなかったのだが朝4時に目が覚めてしまった。

【東アジア杯】vs 中国:
GK:西川、
DF:駒野、栗原、森重、槙野
MF:青山、山口、高萩、原口、工藤
FW:柿谷

 序盤は ACL でフィジカルの強い相手に苦戦するJチームという感じの立ち上がり。国際試合の中盤ってやはり、経験がないと攻守で仕事ができないんだな。プレスが効かず中国DF陣から日本のゴール前まで、何の抵抗もなくするするとつなげられてしまう。栗原が抜かれ先制される。

 相手の早い詰めに慣れ交わせるようになると皆攻撃センスがあって面白い。しかし攻撃は高萩と柿谷が通ればあわやという意外性のあるワンツーでチャンスを作ろうとするが、やはりタイミングが合わない。みんなうまいから前に走ってるターゲットがいると一発を狙っちゃう感じ。ドリブルでワンテンポ持って待って選択肢を増やしてから確実につなげばきっともっとよくなるはずなのだが。

 CKで追いつく。守備はアラアラだが面白い。守備力がなくても攻撃力を買われているのであろう中盤が、もっとガッツのある攻めをしてほしい。しゃにむにつっかけ上がっていく槙野の勢いが中盤選手にほしい。



 後半は守備が修正されプレスが効くようになり、中国の脚が止まったせいもあるが、それ以上に日本の各選手がなぜ選ばれたのかがよくわかる素敵な能力を全開にした楽しいサッカーを展開中。Jリーグオールスターですな :-)。いつもの代表よりもこのチームのほうがアイデアがあり速攻が速く、見ていて楽しい。槙野のクロスを柿谷がきれいに流しこみ逆転。

 オリンピック代表を見ても思ったが、球離れが早くカウンターがうまいというのは若手J選手たちの世代的特徴なのかな。皆ドリブルで運べるのもいい。香川はボールをもらうとDF前でいったん止まり考え攻撃が止まるが、今日の攻撃陣はもらった瞬間前に進むのでチームも前に進む。同じ攻撃不発でもかかる時間が短ければ何度でもトライできる。高萩の縦ポンを柿谷が持ち込み工藤がクールに決めた3点目は美しかった。

 最後はベテランの駒野と栗原がなにやってんだという守備で追いつかれ、呆れた終わり方。Jリーグダイジェストを見るたびに思う、どこも攻撃はブリリアントだが守備が軽い(簡単にシュート、クロスをさせてしまう)という特徴がやっぱり出てしまった試合であった。しかしJリーグ選手たちの活躍は楽しいよね、ほんと。強い相手と戦えば、前が岡崎先生らの足元にも及ばない守備力なのでボコボコにされてしまうだろうが、この選手たちに国際経験をたくさん積ませてやりたい。

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■13/07/23(火) □ 見る目があるとかないとか
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 サッカー東アジア杯関連のコラムをあちらこちらで読んでいると、「見る目がない」と揶揄するコメントを目にすることがあり脱力する。有名な評論家に対しても個人ブログにも同様のことをいう人はいる。サッカー論を説く論客に「自分は考えが違う」といってチャレンジすることは健全なことだけれど、「見る目がない」とか言い出すとキリがない。どこにサッカーの正解があるのかって話ですよ。評論家が書いたものが正しいとも限らないし、代表監督だって間違ってるかもしれない。当のプレイヤーが感じたことすら大局から見れば的外れかもしれない。それがサッカーではないか。いやサッカーに限らず、論評というもののすべてがそうなのよね。

 俺は自分が気づかなかったことを書いてくれるコラムやツイートを面白いと感じる。好きなブロガーやツイーターの言葉は、好きな歌手の歌のように気持ちよく感じる。個々の論に納得するか同意するかは是々非々の世界の風であり、それぞれに「あーそうかも」or「それは違うだろうな」と思うだけである。感じ方・解釈が違うのは当たり前であり、その「違う」ということを元に人を否定してなんになるだろう。世の中が、サッカーが、その分少しだけつまらなくなるだけではないか。

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■13/07/25(木) □ 【豪戦】Jリーグ愛おし
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GK 権田修一
DF 森脇良太 千葉和彦 鈴木大輔 徳永悠平
MF 高橋秀人(cap) 扇原貴宏
山田大記 大迫勇也 齋藤学
FW 豊田陽平

 コンディションが整い練習ですり合わせが進んだのか、つながりは初戦のチームよりもずっといい。ボールを持つと攻め手を探す余裕を感じさせる多彩な攻めは悪くないんだけど、しかし日本の攻めが豪DFが引くよりも遅いので大迫と豊田にスペースがない。攻めの速さでは中国戦チームのほうが一歩上か。

 齋藤学のメッシというより森島っぽいPKエリア横断ドリブルからのループが決まる。横ドリブルはよかったけれど、ループシュートが入ったのはDFとGKのヘボさが大きい感じ。そして大迫が豊田の落としを持ち込んでためてためてためてゴール。大迫のあの落ち着きはなかなかすごいものがある。あの1点だけでも前田以上の才能を感じる。しかしトップ下としてのプレイはそんなにうまくもないので、今日はお役御免として他の選手に託したほうがいいかも。

 しかし終盤、フルパワーで来た豪を止められずまた追いつかれる。国際試合で敵にがーっとフルパワーで来られると事故を起こしてしまうのは、JリーグDFの弱点なんだろうな。事故を起こさなかったのはACLとWCでの闘莉王だけ。「ガーッとフルパワー」というのがつまりインテンシティ=強度なのであって、そこがJリーグでは鍛えにくいところなのだろう。「このオーストラリアは強くない」というツイートが流れていたが、それでも彼らが塊になってがーっと押してくるパワーと迫力はJでは味わえないものだろうし、中国以上だった。

 それが試合終了まで続いた中、前田よりも明らかにシュートがうまい大迫に救われ突き放したのだから、このJリーグ代表チームはたいしたものである。海外に住むJリーグ厨の俺から見ると、今大会呼ばれた選手はみんな素晴らしいよ。森脇はプレイが意志的で顔がいかつく八重のお父さんで素晴らしい。期待した山田大記はキープもクロスもよくゲームを作っていたが、自分が点を取りに行く選手なのかと想像してたのでトップ下でまた見てみたい。山田がトップ下なら攻守ともにもっとシャープになっただろうと思う。豊田陽平は明らかにハーフナーよりも現時点ですべてがうまい。今日3点を取れたのも彼の働きがあればこそだった。Jリーグ愛おしい。日本に住んでたら絶対見に行く。

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■13/07/27(土) □ 最高バイクライド
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[Munday Park]

 家にいると iPod ばかりいじっていて俺に叱られやがてケンカになる萌を引き連れて、車に自転車を積みコキットラムのマンディパークへ。Coquitlam Bike Routes というマップで見つかった丘の上の平地にある2キロ四方弱の森の公園で、地図から想像したとおりにいいところであった。



このトンネルにはうわあと声が
GPS で調べると一番低いラージレイクで標高 158m、高いコモレイクロード側で 198m と、勾配はどこも緩く、自転車から降りて押す必要があるほどの長い坂はほとんどなし。上手のコモレイクロード側を登り切ったところでランチをいただき、あとはのんびりと周回した。こんな人里に近いのに、この景色があるんだからカナダはすごい。真夏でも日陰で自転車を漕いでいればまったく暑くないし。恵まれているよなあ。家ではなんか不機嫌な俺たちも、こうして外にいるとご機嫌になる。

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 帰りがけにモールに寄ったら、夏休み短期留学に来てると思しき同年代の日本の女の子を萌が見つけた。日本の子は遠くから見てもどこかわかるので、萌はすぐに見つけてくる。なんでわかるのかというと、なんかフワフワで大丈夫かなという感じなんだよな。別に悪い意味じゃなくて、保護したくなるような、vulnerable(無防備な、傷つきやすい)という言葉が一番合う。保護者はいないのかと心配になるような感じ(見ていたらホームステイペアレンツが店内にいてほっとした)。

 うちの娘がストロングスタイル独立独歩なカナダティーンになってしまったのは俺は実はそんなに喜んでなくて、もうチトゆるふわ方向に戻ったほうがいいと思ってるのだが、でもああしたふわふわな日本の子を見るとやっぱりあれはあれで心配だなと思う。日本とカナダの子の中間地点のどこかがやっぱりよろしい感じ。

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■13/07/28(日) □ Jリーグばんざいの勝利
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【東アジア杯】サッカーを見るために夜中に起き、日本の民放をネット中継でチューンイン。ネットで日本の TV コマーシャルを見るとなんか幸せを感じる。日本に旅行しているような気分になる。メンバーは1戦目と同じか。よし。

日本スタメン:西川、駒野(C)、槙野、栗原、森重、山口、青山、高萩、工藤、原口、柿谷

序盤韓国のロングフィードにDFが脚力勝負を挑まれ苦しむ。相手はラインを下げさせようとしている。高萩原口工藤がプレスをかけ、セカンドボールを拾いドリブルでキープしないと苦しいのだが、このチームは攻撃力が高い分そういう労働仕事が実に弱い。しかし韓国は遅攻になるとそれほど怖くない。速攻もまあ柿谷ほど怖いわけではないが、DFが脚力勝負を挑まれるとミスが出そうで怖いだけ。

 20分、やっと韓国の攻勢が収まってきた。日本の中盤へのファウルが出てきた。そして柿谷が抜け出しゴール! うわ! なんという、なんという大カウンター\(*o*)/! すごい。柿谷はちょっとこれは、ここ10年日本代表にいなかったレベルの、全盛期のカズ並みの決定力だな。韓国に見事なミドルで追いつかれ前半終了。まああれは崩されたというわけではない。

 高萩があまりにも守備ができない。コンディションが悪く駄目な頃の俊輔のようだ。後半は山田大記をお願いします。

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 【後半】げげ、高萩を代えないのか。このまま相手が止まるか日本選手が自力で打開してくれるのを待つのだろうかザック。こういう押されて局面を変えられず、やがて押し切られるのではメキシコ戦と同じザックジャパンなのだが。日本が「本田がトップ下じゃないと機能しない」と言われるときの典型的な展開。

 槙野に代わり徳永が入りサイド守備が落ち着き、そこからようやく盛り返し攻撃場面が出てくる。相手が疲れたのもあるのだろう。ここまで逆転されずに来てるのは、韓国の攻撃のぬるさが大きい。最後の局面で日本DFにあんなにことごとく1対1を抑えられてしまうのは、まあ普通の韓国代表じゃあり得ないよな。

 24 分、ようやく山田。しかし交代は工藤。うーん。たしかに工藤も今日は守備ばかりで力の出しどころがなかったけれども、守備ができそうな山田がセンターに入ればそれで問題はあらかた解決だと思うのだが。そう思うまもなく期待通り山田が相手をチェイスする。相手の速攻を二度に渡り止めた。素晴らしい。あれを高萩にやってほしいわけである。

 41 分ようやく高萩が下げられ豊田。遅い。しかし原口が渾身のトラップで敵を抜き独走、シュート、GK が弾いたボールを柿谷がボレー、ゴール! 原口よくやった! 柿谷天才! 柿谷はキングカズ! そこでフラッグまで出てきて一緒にカメラに入ってくるな高萩w ゴールシーンには山田大記と豊田も絡んでいた。走れる選手がどれだけ重要かということである。

 今日の韓国と日本の違いは、この攻撃陣のタレントの質の差であった。いつもは韓国FWの個の力で日本DFがやられてしまうので、逆転したかのようだ。



 Jリーグばんざいの勝利ではあるけれど、しっかしこんな耐えて耐えてカウンター2発で劇的にしのぐなんていう試合となる必然があったのだろうか。それでザックのテストが最大化されるのだろうか。連れて行った選手の持ち味を最適化すれば、もっと面白い試合をやれただろう。

 柿谷はほんと、あれだけ当たり前にチャンスボールをゴールに放り込めるのは、FWではカズ以来だろう。チャンスを作れ点を取れるFWがこうして見つかった以上、プレスし香川と本田の仕事場所を作れるという長所をもって前田を使い続ける意義は薄い。スピードがない香川本田に得点機を与えるのではなく、長駆上がってくる長友を待つのでもなく、香川本田がFWに点を取らせるより高速なチームを作るべきなのだ。そこにコンフェデで見えなかった得点道がある。

 原口と柿谷の走力を生かせばこんなに押されたヘボ試合でも点が取れる。豊田大迫らももちろん力になるだろう。既存戦力にこの得点力を組み合わせる方法を見出だせなかったら、ザックは無能である。しかしそうなってくると不安は、WC前に柿谷が海外移籍し、調子を落とすことだな。

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【最高の離婚】最終回。噛み合わない2人のダイヤルをぐるりカチと合わせてくれたのは、温泉ビデオ出演の危機と沢田研二の名曲であった。ジュリーとは似てないがそういえばグループサウンズっぽいミツオの容貌とか細い声が「君をのせて」に合い、歌に気づいたユカと酔っ払いたちの中で微笑みを交わす。

【最高の離婚】交わす微笑みで、パートナーとしての暖かな気持ちが二人の間にお湯のように満ちていく。夫婦というものはいつでもケンカばかりするが、こうして他の人々の中にいれば二人は誰よりも分かり合っており、そう、微笑みを交わし夜の海を渡っていくわけだよね。猫も帰る。めでたしめでたし。

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