2016/04/22

さようなら、さようなら殿下



あまり取り乱すとみっともないのでプリンスについてはこれだけにしておこうと思うんだけど、Youtubeで見れるいくつかのライブを見て俺はメソメソしとります。「かつてプリンスと呼ばれた男」時代の音が合わず追わなくなってしまったが、プリンスは大天才だから俺が聞いてなくてもいつまでも永久にすごいのだと思ってた。ときおり動画を見れると手を合わせて拝むくらいのリスペクトでした。それはほとんど信仰でした。

そして今日これを教えてもらったんだよ。去年の曲なんだって。「かつてプリンスと呼ばれた男」のジャズっぽかったり映画音楽っぽかったりした音とはぜんぜん違う、自由で軽やかなプリンスが歌い、たまらなくかっこいいギターを軽々と弾いている。ブルーノートみたいな音が入り混じるストリングスも含め、あゝプリンスこんなのをやってたのかすごいよ聴きたかったよと思った。知らなかったよ殿下、ごめんなさい。

黒人がささいなことで警官に殺されるような現状を指し、「平和っていうのは、『戦争が不在』だなんて単純なことじゃないんだ」っていう歌詞です。「現に我が国に戦争は不在なわけですから、戦争法案だなどという批判は全くあたりません」てなこといいつつデモの若者たちに乱暴を働かせるような人たちへの抗議の歌だね。「もうたくさんだ。愛のときだ。鳴り響くギターを聞くときだよ」と始まるギターソロ。ああ素敵だ。さようなら、さようなら殿下。◆

0 件のコメント:

コメントを投稿