2016/08/12

【リオ 2016】カナダもオリンピック三昧



【リオ 2016】オリンピック陸上が始まった。ここから後半戦なんだろうな。陸上が始まると、女子中距離や高飛び選手の美しさに目がくらむ。たまたま見かけた高飛びでこの人に目が釘付けになった。美しい。イングランドのカタリナさん。…がんばって…跳んで…イエーイ。




カナダTVの放送はおそらく公式国際英語放送だと思うのだが、どの競技も詳しそうなアナと解説がフェアに格調高く語ってくれていて、美の前にはわれらみな等しく幸福だ的なありがたさを感じて胸が熱くなる。北米で人気がなさそうな競技、たとえば卓球などは解説が英国人なことが多い。英国人のマニアックな気質が、そういうマイナー競技を掘り下げて解説するのに向くのかもなーという気がする。


カタリナさんは2位でした。頑張った。



カナダはかつてオリンピック中継の量が日本よりずっと少なかったんだけど、今回からシステムががらりと変わって、ネットでほとんどの種目が見れるようになった。カナダにきて最初の96年アトランタ五輪はサッカー放送がなく、日本ブラジル戦を求めバイクでバンクーバーのスポーツバー7軒を駆け巡ったのであった。

結局見れず腑抜けのようになって帰りネットの文字だけのオリンピック速報で「日本 1‐ブラジル0」と見た時の気持ちといったらもう、うれしいやら悲しいやら。あれから20年、いい時代になりました。

今回男子サッカー日本代表の試合はそのネットの動画で全部見れたわけである。日本のパスワークは大したものだなと驚いた。4年前は清武たちのオープンなカウンターの速さに驚いたけど、このチームは中盤の混雑からパスで抜け出すアイデアと確実性が光る。攻守切り替えが速く面白いのでブラジルの会場も盛り上がっていた。こんなにいいチームなのにミスでポイントを落とし、勝ち進めなかったのは実にもったいないが、まあ一発勝負なので致し方なし。



体操や柔道もカナダで初めて見れた。【男子体操個人総合】の内村とベルニャエフ選手の得点差が出た瞬間、カナダ解説が「――1/10点差! 信じられない。これはぼくが見た体操個人総合のベストな決勝ですよ。最後の最後の演技で決まるなんて久しく見たことがない。この二人の若者は戦士です。こ のどちらもが、チャンピオンです」とめっちゃ熱くなっていた。すばらしい試合だった。

銅メダルを取った英国の選手は試合直後のフロアインタビューで、「内村の最後のアレ(鉄棒演技)はもうクレイジー(すげえ)としか言いようがない」的なことを言って笑っていた。競技者っていいなあ。柔道の銅メダル選手も笑ってほしい。◆

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