2006/08/19

日記「3年ぶりのウィスラー」

「リゾート気分」「スクワミッシュの断崖ランチ」「萌のお使い」ほか。
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■06/08/10(木) □ ウィスラー行きの荷造り
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 週末のウィスラー行きの荷造りをしているのだが、萌がすでに興奮しすぎていてなかなか大変な状態。それに荷造りというのは、何度やっても前日夜にならないとはかどらないものである。

 夜になってようやく本格的に荷造りを始めたところで、翻訳会社からサンプルをくれとの連絡があり、さらに家族が仕事で大阪に行ったきり連絡がつかない助けてくれなどとジャマイカSHのお母さんが相談してきたりで(彼女の持つ番号の大阪の市外局番が間違っていたので、教えてトライさせたらつながり解決した)、えらいドタバタした。だが明日の昼出発なので、ここまでやっておけば大丈夫だろう。

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■06/08/11(金) □ 3年ぶりのウィスラー
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スクアミッシュの岩の壁
16:45 ウィスラー着。休憩込みで3時間半、やはりそれなりに疲れる。特に右足が疲れた。エンジンパワーは十分にあるのだが(燃費もこないだ入れたインジェクションクリーナーのおかげで万全に戻った)、常時右足に力を込めてないと勾配がキツイところで回転が落ちてしまうのである。やはりこれは加齢による全般的なパワーダウンのせいだろう。仕方がない。

 実際うちのレガシィ11歳18万キロは最近トシを感じ、足回りもバタバタしているのだが、今日のワインディング走りはそれなりに楽しめた。やわらかなタイヤにしたおかげで、乗員への揺れや疲れはまったく心配せずベストなステアとアクセル操作に集中できるのである。ポイントポイントで、時折ゾゾゾとモーターサイクル時代を思い出すようなコーナリングを楽しめた。

 着いて簡単な夕食を取り、萌とスパ(ジャグジー)に入る。風が冷たいのでプールは今日は無理だが、そこそこ熱い湯にゆっくりとつかると最高。これが温泉ならもっといいのだが。

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■06/08/12(土) □ リゾート気分
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 あまり熟睡できなかったが、旅先はまあどこでもこんなもので仕方がない。天気は良化しておらず曇り。とりあえず部屋にいても仕方がないので、萌を散歩に連れて行く。このホテルはブラックコームのスキーゲレンデに面して立っているのだった。冬はすごそう。ゲレンデの下にはミニゴルフとかリュージュコースとかの遊び施設がある。萌は花を摘み馬にほし草をやって、とてもハッピーになる。




 昼飯後お日様の出たゲレンデにもう一度出て、みなでミニゴルフその他で遊び、ウィスラーの町をアイスクリームを食べながら一族揃ってそぞろ歩き、ホテルに戻って泳ぎ、ADのインド料理で家族の会食。実に隙なくリゾートっぽい一日を過ごし、みな心地よく疲労する。3年前は萌が小さ過ぎたのと7月で暑過ぎたせいで、俺たちには用のない場所だという印象しかなかったのだが、萌が楽しめることが増えるにつれ、どこへ行ってもなにかしら楽しいことはあるという風に変わってきたなあと思う



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■06/08/13(日) □ スクワミッシュの断崖ランチ
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15:15 帰宅。チェックアウトが 10 時とウィスラー殿様商売な早さなので起きてすぐさまバタバタと荷造りせざるを得ず、その後萌を馬に乗せてやる。うれしそうであったが 10 分で $16 と実に高かった。いやまあ高かったが実にうれしそうであったというべきか(笑)。


 そのまま殿様商売ウィスラーをそそくさと去り、フリークライミングのメッカ・スクワミッシュでランチを仕入れて、MKがいつも登るという岩山の麓まで 10 分の登山をし、断崖の上で昼食。この断崖がよかった。雪を載せた山と海と川と町が一望できる断崖なのである。最高。この崖が今回の旅で一番よかった。スクワミッシュはビジターセンターなども快適でボランティア少女たちが働き、よさそうな町である。





 しかし自称熟練クライマーMKが超初級者向けの壁というのを見せてくれ、たしかにそれは頑張れば誰でも登れそうな斜度ではあったが、ランチを取った安全な断崖でさえちょっと下を覗き込めばどえらい遠くに下が見え足がすくむわけで、90度の壁をよじ登るフリークライミングというのは想像するだに恐ろしい仕業である(汗)。

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 今日はキャンピングカーよりも遅いという異様なトロ車が前をずっとブロックしてたせいで、ペースが上がらず疲れた。下りは登りよりもコーナーがしっくりこなかったしなあ。登りでは普通に入っていけばコーナーが決まるのに、下りでは荷重が抜けてしまうのである。5人乗りで重くロールが大きい車体では、なかなか完璧にコーナーへ入っていけないというのはあるにしても(※)。

(※)あとから考えると去年パークスヴィルの強風ハイウェイで横風に苦しんだように、Kumho タイヤの横剛性の低さがこうして負荷の大きい高速多人数コーナリングでの腰砕け感につながるのかなとも思う。快適タイヤの弊害ということで。

 まあ、とにもかくにもファミリーカーとして皆が安全快適に走れればそれでよい。買い替えまで故障なしに走ってくれればそれでいい。頼むぞレガシィよ。お疲れさまでした。

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■06/08/14(月) □ カナダの車選びは難しい
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 まだ1~2年はレガを買い換えるつもりはないのだが、車をハイブリッドにしたいというMの訴えからあれこれと調べてみた。ハイブリッドは3万でも届かず、まだまだ無理。フィットだったらシティ+高速で15ほど走るらしいので、燃費を求めて買い換えるならこれが限度だろう。コンパクトカーで昨日のように5人乗って旅行は無理だろうが、家族旅行なら1人を親戚の車に預ければいいわけで、4人ならフィットで問題ないと思う。

 しかしフィットの調査を進めると、ベースモデルはいまどきエアコンもついていないのだと判明した。カナダじゃ年に何度かしかフル稼働しないとはいえ、ないのはつらいのは過去5年で痛感するところなのである。エアコン付きのモデルは素で税込み2万に達してしまう。た、高い。同じプライスレンジに1クラス上の Mazda3 のセダンとかフォーカスが入ってきてしまう(それらはレガシィと燃費に大差なく、環境負荷低減という目標はぜんぜんかなわない)。日本では安くて装備充実の車らしいのに、日本より30万も高くてあれこれ装備が抜けているのも判明。がっくし。カナダの車選びは本当に難しい。日本じゃ5~10台くらい簡単に候補を挙げられるのになあ。やれやれ。

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■06/08/15(火) □ 萌のお使い
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 昼過ぎに小仕事のファイルを終わらせ、さあ萌と遊んでやろうと萌の友達を探したがみな留守。仕方がないので自転車で並んで散歩に出かけた。スーパーまで自走していって切れていたミルクなどの買い物をし、「こんなストアまで自分で来たのは初めてだよ」と萌は喜んでくれた。

 スナックを買って公園で食べる。俺に前夜から遊びスケジュールをアレンジする計画性がない(俺には翌日の飯のために冷凍ものを一晩解凍しておくほどの計画性もないのだ)ゆえなかなか友達と遊ばせてやれなくてすまんという気持ちで一杯だが、こうして公園にいると萌はちゃんと楽しんでくれてありがたい。子供が自転車で町内を安全に走れることもあり、PoCo の暮らしは恵まれている。

 しかし今年は涼しい。今日はうす曇りだったのだが、もうまったく暑くなくなってしまった。去年は8月でも水遊びできたのだがなあ。

 ミルクを持って帰るとMは、「まあ私のベイビーが自転車でお使いにいってくれたのね!」と感激しておられた。そうなんですよお母さん。うれしさに打ち震える娘。よかったよかった。

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