2017/08/15

カナダからお盆参り(気持ちだけ)


この夏毎日NHKスペシャルを見て戦争は悲しいとうなだれているのだが、今日見た「戦後72年の郵便配達」ではペリリュー島の兵士が郷里の妹に宛てたやさしい手紙に合わせ、なんと俺の生まれ育った町が映った。ああ。なんという偶然。兵士の郷里はうちの町ではなかったのだが、市境の橋から望む山々というあの構図が番組制作スタッフの心に響いたんだろう。俺もとても好きなあの景色。

たまらぬ気持ちになり実家に電話すると、ちょうど昨日の「インパール作戦」を見て母親も憤っていた。まったくです。自分の作戦が英国軍を苦しめたことが相手側の中佐には認められていたと、戦後テープレコーダに向かって快哉を叫ぶ牟田口司令官のあの価値観。度し難い。わからない。


「ところで今日は送り盆で、これからお寺に行くのよ。あんたもそこからでいいから、今お参りしなさい」と母。ああそうか、そうだねとうちの神棚に向かって手を合わせた。ご先祖様、こちらカナダはみな元気です。日本の方はよろしくお願いします。

母は「7月の誕生日で免許の更新をやめたんだけど、車を処分するのはお盆のあとにしたんだよ。おじいちゃんがお盆で帰ってきて、車がないと驚くかもしれないからね」と言っていた。はは。日本のお年寄りはかわいい :-)

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